小林市議会 > 2016-11-28 >
11月28日-02号

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  1. 小林市議会 2016-11-28
    11月28日-02号


    取得元: 小林市議会公式サイト
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    平成28年 12月 定例会(第4回)議事日程(第2号)                   11月28日(月曜日) 午前10時 開議 日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(20名)       吉藤洋子議員       西上 隆議員       下沖篤史議員       原 勝信議員       鎌田豊数議員       森田哲朗議員       大迫みどり議員      穴見嘉宏議員       高野良文議員       窪薗辰也議員       時任隆一議員       福本誠作議員       坂下春則議員       海老原幹朗議員       蔵本茂弘議員       淵上貞継議員       溝口誠二議員       首藤美也子議員       杉元豊人議員       大浦竹光議員欠席議員(なし)---------------------------------------議会事務局出席者 川野隆志   議会事務局長      山本謙作   主幹 菊村明広   書記          高妻 司   書記 中野翔太   書記---------------------------------------説明のための出席者 肥後正弘   市長          前田喜輝   副市長 上原利秋   総務部長        永野信二   総合政策部長 酒匂重成   経済土木部長      下村光伸   市民生活部長 脇村一也   健康福祉部長      溝俣一郎   須木総合支所長 永井健一   野尻総合支所長     嶽本 強   会計管理者 鸙野光博   総務課長        鶴水義広   財政課長 山下雄三   企画政策課長      押川逸夫   長寿介護課長 中屋敷史生  教育委員会教育長    山下康代   教育委員会教育部長 指宿敏郎   選挙管理委員会事務局長 田原秀一   監査委員事務局長 和田龍一   農業委員会事務局長   小園公博   水道局長 角井孝志   市立病院事務部長                            午前10時00分 開議 ○淵上貞継議長 皆さん、おはようございます。 これから本日の会議を開きます。 本日の会議は、議席に配付してあります議事日程第2号によって進めることにします。--------------------------------------- △日程第1 一般質問 ○淵上貞継議長 日程第1、市政に対する一般質問を行います。 今期定例会の質問通告者は、議席に配付してあります質問通告書のとおり13人であります。 順次発言を許します。 まず、高野良文議員の発言を許します。 ◆高野良文議員 皆さんおはようございます。 それでは、一般質問に入ります。 個人的でありますが、11月の8、9、10と、赤十字の一員として能登町に行ってまいりました。姉妹都市であります能登町に行きまして、赤十字の方々14人と向こうも20人ぐらいお見えになりましたけれども、能登町に行きまして研修会をやってまいりました。非常に充実した勉強会じゃなかったかなと思っております。その中で、我々の小林市のいろいろお話しした中で、ギネスブックに載りました人間空気椅子というんですか、そのことを質問されまして、実際、我々の赤十字の方と向こうの赤十字の方々と、そういった椅子をつくって実演したら、皆さん、喜んでおられました。参考になったということで、ギネスブックに小林市が載ったということをお互いが認識し合った研修でありました。非常に、旧野尻町が結ばれた姉妹都市に行ってよかったかなと思った次第でありました。 では、一般質問に入りたいと思います。 まず、1、中心市街地活性化について、お尋ねいたします。 江南跡地活用事業の全容について、当初、批判的なことを尋ねる予定でいたんですが、前回の25日の、江南跡地のテナントが決まったということで、前畠商店様が出店に承諾していただいたということをお聞きしまして、非常によかったかなと思っております。若干時間はかかりましたけれども、立派な松栄さんができることを期待しております。 あと、細かいことにつきましては、質問席からお尋ねしたいと思います。 (2)であります。小林駅の地域・観光交流センター(仮称)でありますが、進捗状況と完成後の運営について、お尋ねいたします。 それから、(3)仲町周辺飲食店街の現状と今後について、お尋ねいたします。といいますのも、飲食店街の方々に聞きますと、もう暇で暇で仕方ないという状況をお話しされています。ある役員の方からも聞きましたけれども、本当に厳しい状況だと。店も入れかわりが激しくて安定していないということをお聞きしましたので、そこで、これから年末年始がもうすぐやってきます。ぜひ我々も、懇親会等は必ずその周辺を利用するよう訴えていって、行政側の考え方を少しお聞きしたいと思います。あわせて、飲食店街のハードの面、質問席でお尋ねしますけれども、もう少し補助を出して整備する必要があるんじゃないかなと思いますので、質問いたしました。 2番です。新庁舎建設について、お尋ねいたします。 行政棟、議会棟の進捗状況と、それぞれ1階から3階までありますけれども、トイレの設備の内容について、お尋ねいたします。特に、オストメイトの方々が利用できるトイレがあるのかどうかを中心に、お尋ねしたいと思います。それから、新庁舎建設事業費、当初二十数億円、いろいろございましたけれども、東日本大震災、熊本地震、それからもろもろのことが起こっています。それによる資材の高騰またはマンパワー不足、人件費の高騰があるのかないのか、全然影響ないのかをちょっとお尋ねしたいと思います。 それから、議会棟が、市有林を使用した木造ということでありますが、その使用量と、それから、どこどこの、仮に須木地区のものを使ったとか小林地区のを使ったとか、少しお尋ねしたいと思います。それから、伐採地跡地の対策についても、その後の対策について、お尋ねしたいと思います。植林をどうするのか、いつごろされるのか、お尋ねしたいと思います。 3番です。スポーツ振興について、お尋ねいたします。 待ちに待った、こばやし霧島連山絶景マラソン大会の進捗状況及びそれに関する応援体制について、お尋ねしたいと思います。質問席から細かいことをお尋ねしたいと思います。 それから、(2)緑ヶ丘市営野球場の設備の充実について、お尋ねいたします。 例えば、今、少年野球は非常に盛んでございます。若干、サッカーのブームに負けるという部分もありますが、少年野球チームが必死に大会を行っております。緑ヶ丘公園市営球場は、監督さんのお話によると、中央のところにスコアボードがあればいいがなという声が出ております。横に小さいスコアボードはあるんですが、それでは保護者の方も物足りないという声が出ていますので、そのことについて、もちろん全体のことも、老朽化していますので、その補修について、答弁をお願いしたいと思います。 4番、5番、福祉・保健について、それから人口減少対策について、須木地区の活性化について、それから8番の市立図書館の利用状況については、質問席からお尋ねいたします。 6番の市立病院の医師確保について、お尋ねいたします。 6月、9月と我々仲間が質問いたしましたが、しかし、なかなか、決して満足するような回答が得られないんですけれども、9月議会後の医師確保の取り組みについて、行動を、いつ、どういうことを起こしたということを細かに御説明いただければありがたいと思います。 それから、医師確保のPR用の看板設置について、お尋ねいたします。 例えば、本市の本庁の正面入り口に、人権擁護宣言都市とか地域医療・健康都市とかの看板が立っておりますが、あのような看板を、例えばですが、小児科、産婦人科の完全再開と内科医の充実を目指すとか、そういう文言を書いて看板を何カ所かに立てるお考えがないのかどうか、お尋ねいたします。 以上で壇上からの質問を終わります。 ◎肥後正弘市長 おはようございます。 それでは、高野議員の質問にお答えさせていただきたいと思いますが、内容が、進捗状況とか具体的なことばかりでありますので、大綱的なことだけ私から、ちょっと2点だけお話しさせていただきたいと思います。 まず、市街地活性化のことでございますが、江南跡地の建設事業につきましては、先日、全員協議会において御説明をさせていただきました。1階のスーパーマーケットの決定、そして1月に着工することとなったということでございます。 まず、小林まちづくり株式会社の社長を初め、役職員の方々の御努力に深く感謝を申し上げたいと思っています。 2階部分については、今後、詳細について詰めていくことになりますが、生涯学習機能を持った公共スペースと商工会議所等が入居するオフィスであるということでありまして、あとは、3階から上は、賃貸住宅となっております。来年12月にはグランドオープンの予定でありまして、中心市街地活性化基本計画の重点事業としての、にぎわいの場、働く場、そして暮らしの場の創出の拠点施設として機能していくと考えているところでございます。 それから、庁舎の進捗状況でございますが、行政棟については、鉄骨建て方工事がほぼ完了した状況でありまして、進捗状況は37.23%となっております。また、議会棟の木造につきましては、雨が非常に多かったというせいもありますので、木造ですので、雨にぬれると非常に困りますので、その分、ちょっと若干おくれているのかなと思っておりますが、現状で21.2%ということになっているところでございます。ほぼ工程どおりに進捗しておりますが、議会棟は、雨のせいとか木の構造が大規模であるということ等で、非常に木材の加工、骨組み等で、若干でありますが、おくれが生じているということでございます。 あと、具体的なことについては、教育長以下部長のほうで答弁をさせていただきたいと思います。 ◎中屋敷史生教育委員会教育長 それでは、私からは、まず、こばやし霧島連山絶景マラソン大会の進捗状況について、お答えいたします。 10月17日に実行委員会設立総会を開催しまして、大会要綱や予算等を全会一致で承認いただいたところであります。また、同日になりますが、第1回運営委員会を開催しまして、実行委員会での可決事項の報告、それから今後のスケジュール等の確認を行ったところであります。 運営委員のメンバーには、小林高校普通科探究科学コースでマラソン大会を課題研究としている生徒8名にも参加してもらいまして、意見交換を行っております。その後、第2回運営委員会を開催しまして、大会のリーフレット作成、それから募集要項などの検討を行ってまいりました。 申し込みの手続につきましては、11月21日に大会ホームページを開設しまして、あわせてインターネットによる申し込みを開始したところであります。また翌日には、市のホームページとリンクさせまして、申し込みの周知が広く行き渡るようにしたところであります。 次に、応援体制についてであります。 市民の方々の沿道での応援が、選手に元気を与えたり意気込みを与えたりすることは十分理解しているところであります。したがいまして、ほかの大会の取り組みも参考にしながら、参加していただく選手の皆さんが、次の機会も小林市で参加したいと、そう思えるような工夫を、今後、運営委員会で検討してまいりたいと考えております。 最後に、緑ヶ丘野球場の設備充実についてであります。 現在、緑ヶ丘公園野球場におきましては、野球、ソフトボール、サッカー、グラウンドゴルフなど多目的に利用していただいておりまして、年間約2万4,000人の方々の利用があるところです。 設備充実につきましては、小林中学校側ののり面の吹きつけ工事を行ったり、4年ほど前にスポーツ少年団から設置要望がありまして、先ほど言われました簡易なスコアボードを3カ所設置したりするなど、設備の充実を行っているところであります。 ◎酒匂重成経済土木部長 1番目、中心市街地活性化事業の(2)地域・観光交流センター(仮称)の進捗状況と完成後の運営についてであります。 地域・観光交流センター、仮称でございますが、この進捗状況につきましては、現在、旧小林駅舎の取り壊しが終了しまして、建設工事に着手したところであります。また、工事の完成でありますけれども、平成29年6月を予定しているものであります。 建物の構造でありますが、木造2階建てで、建築面積が1階405.65平方メートル、2階部分が477.90平方メートルの合計883.55平方メートルであります。施設の内容ですけれども、1階に観光協会と宮崎交通の事務所が入る予定でございます。また、駅利用者やバスの利用者などのための、1階には交流スペースも設置しているものであります。2階ですけれども、多目的利用のための交流スペースとして、各種団体、個人を問わず、各種の催し、イベントや、いわゆる観光客をもてなすためのスペースとして活用できるように計画しているものであります。また、そのほか、エレベーターも設置しておりますので、誰でも気軽に利用できるように配慮しているものであります。 完成後でありますが、公共交通、観光、交流、情報発信の拠点施設として、観光客の玄関口となるような機能を発揮できるものと期待をしているものであります。 完成後の運営方法については、管理の委託方式をしたいと考えております。委託の方式でありますけれども、指定管理委託や業務管理委託などが考えられますけれども、委託する施設の範囲、時期、運営主体の選定方法も含めまして、現在、検討中でございます。また、今後、新年度の予算編成を進める中で、具体的には検討していきたいと考えているものであります。 次に、(3)仲町周辺飲食店街の現状と今後についてであります。 まず、現状でありますが、飲食店等の店舗数ですけれども、これ、社交業組合小林支部にお聞きしましたところ、組合に入っていない方もいらっしゃいますので正確な店舗数は不明ですけれども、150から160軒程度ということのようであります。そして、ここ数年は、店舗数についてもほぼ横ばいの状況ということであるようであります。飲食店街のにぎわいを取り戻すために、経済の活性化を図ることも必要でありますけれども、なかなか簡単ではありませんけれども、今後、これから年末年始の時期を迎えますので、いろんな会合の場で、市の職員等に、市内飲食店の利用についてもしてもらえるように、お願いをしていきたいと考えているものであります。 ◎上原利秋総務部長 オストメイトの質問でございましたが、これにつきましては、議会棟、行政棟に、それぞれ1カ所ずつ設置をすることにしております。 それから、事業費についてお尋ねでございますが、今、継続費設定をしておりますが、この金額が33億4,100万円、3年間もそれぞれちょっと変動はございますけれども、総経費については、まだ今のところ変動はないところでございます。 それから、議会棟の市有林使用量と伐採跡地対策につきましては、小林地区、野尻地区、須木地区の市有林より伐採を行ったところでございます。内訳といたしましては、小林地区の木浦木、池田から杉を688立米、野尻地区の山田口、舟戸よりヒノキを424立米、須木地区の内山より杉703立米、合計の1,815立米を伐採したところでございます。伐採跡地につきましてですが、植林計画により、須木内山地区は、平成27年度より杉の植林を行っております。また、小林地区の池田、野尻地区の舟戸につきましては、今年度、それぞれ杉とヒノキの植林を行う予定としておるところでございます。 ◎角井孝志市立病院事務部長 私からは、9月議会後の市立病院の医師確保の取り組みについて細かに教えてくださいということでしたので、お答えさせていただきます。 9月議会後と申しますと、9月に宮崎大学救急災害医療学分野の同門会総会が開催されていまして、事業管理者がここに参加しております。それから、10月に、医師会と一緒になって、事業管理者が、宮崎大学の救急部教授と地域医療・総合診療医学教授への講演の依頼をお願いに行っております。それから、11月には、宮崎大学の臨床実習教育協力病院となっていますので、そこの連絡会に参加しております。あわせまして、11月には、鹿児島大学の麻酔・蘇生学教室の同門会総会に出席して、情報交換とか医師確保に向けた活動を行っております。また11月には、同じく県庁のほうに、市長と事業管理者で医師確保に向けての相談を行っているところでございます。 ◎脇村一也健康福祉部長 それでは、看板のことにつきましてお答えいたしますが、今まで市立病院の医師確保につきましては、市報、ホームページ等を通じて周知をしてきたところであります。また、地域医療を考える会等によります署名活動等もこれまで行われてきておりまして、看板の設置の検討につきましては、これまでされなかったものと思っております。現在のところは、設置計画はないところであります。 ◆高野良文議員 それでは、中心市街地活性化、江南跡地活用事業の全容について、お尋ねしたいと思います。 本当は、25日の全協でこのチラシを見せてもらいましたけれども、よく松栄様が引き受けていただいたということで、本当に頭が下がる思いであります。ぜひ、行政が全面的にバックアップしていただいて、スムーズにこのことが流れるようにお願いしたいと思います。 松栄様は何店舗かあるんですけれども、例えば、上町、にしまち、細野、えびのがあるんですけれども、この既存店はそのまま運営されるお考えかどうか、情報があればお願いいたします。 ◎酒匂重成経済土木部長 今回、出店いただきます松栄ストアーさんでございますが、具体的な松栄ストアーさんの経営方針については、承知していないということでございます。 ◆高野良文議員 ぜひ継続していただいて、江南跡地については、プラスということであれば雇用の増加にもつながるかなと思って質問したところでございました。やはり雇用も大事かと思いますので、新たな働き場所ができると、あるところを閉めてスクラップして出店するよりも、わかりませんけれども、松栄さんのお考えは、ぜひそういう形で雇用の増加にもつながればなと思って質問いたしました。 2階のことについては、まだ流動的な部分がありますので省きますが、3階、4階、5階について少しお尋ねしたいと思います。 せんだって、全協の中で家賃をお聞きしましたが、もう一度詳しい家賃を発表してください。よろしくお願いします。 ◎酒匂重成経済土木部長 25日の全員協議会で会社のほうから説明がありましたのは、一部屋5万5,000円から6万円程度ということであるようです。 ◆高野良文議員 これ、入居する際、まだこれからのことでちょっと早いかなという思いはあるんですが、例えば敷金とか礼金とか、そういうもろもろの、もちろん要ると思うんですが、今の段階では、発表するところ、何かありますか。 ◎酒匂重成経済土木部長 その部屋の賃貸に当たっての詳しい内容については、お聞きしておりません。 ◆高野良文議員 恐らく不動産等々にお任せになると思いますが、小林まちづくり株式会社の方々が。わかりました。 ところで、これは3、4、5階ですから、当然エレベーターも設置するんですよね。 ◎酒匂重成経済土木部長 住宅用のエレベーターと2階用のエレベーターと、それぞれあるというものです。 ◆高野良文議員 ぜひ、そう願いたいと思います。 ところで、家賃についてですが、5万5,000円、6万円、6万5,000円、7万円と全協では発表がありましたけれども、市長、家賃については、大体小林市については相場だとお思いでしょうか。
    肥後正弘市長 小林市は、家賃が、相対的に高いと言われていますが、現在の新築されたいろんな賃貸住宅からすると相場だと思っております。 ◆高野良文議員 市長の答弁は、相場かなというお答えが出ましたが、小林市の年間所得から考えたら、もちろん公務員とか、いろいろ等々があれば補助が出ますので大丈夫でしょうけれども、一般市民から考えると若干、個人的にはどうかなと思った部分があったもんですからお尋ねいたしました。 ところで、建物についてはRCだと思うんですが、3階、4階、5階については、木造とかそういうのを行政としてお考えじゃないんでしょうか。 ◎酒匂重成経済土木部長 構造については、鉄骨づくりの地上5階ということで聞いております。内装については、それぞれ木質なりの配慮があるかなと了解しております。 ◆高野良文議員 部長、CLTは御存じでしょうか。そういうのを、例えば3階、4階、5階について使用するということを、小林まちづくり株式会社さんに提案するお考えはありませんか。 ◎酒匂重成経済土木部長 構造的な強度というのが必要だと思いますので、いわゆる建築基準法でどのような規定がされるか、私もちょっと詳細まではわかりませんが、もう構造的に設計ができ上がっていますので、これについては、もう今から変更はできないと理解しております。 ◆高野良文議員 では、もう着々と進んでいるということですかね。では、遅きに失したということでありますが、ぜひ、小林まちづくり株式会社の柊崎社長様が一生懸命取り組んでいただきましたので、順調にいくことを願って、1番について終わりたいと思います。 2番の地域・観光交流センター(仮称)についてですが、進捗状況と完成後をお聞きしましたが、宮崎交通が入られるということでありますが、どういった形で入られることをお考えなんでしょうか。 ◎酒匂重成経済土木部長 どういった形とおっしゃいましたけれども、運営形態のことかなと思いますが、現在、宮崎交通の営業所を持っていらっしゃいますけれども、その営業所がこちらに来ると、私どもは聞いております。 ◆高野良文議員 では、テナントという考え方でいいんですか。 ◎酒匂重成経済土木部長 はい、そういうことでございます。 ◆高野良文議員 では、テナント料等々も、もう交渉段階中ですか。それとも、まだ全然なんでしょうか。 ◎酒匂重成経済土木部長 それについては、現在交渉しているところであります。 ◆高野良文議員 そこら辺も、早目に、もしわかり次第、我々全協等々でも細かく教えていただければと思います。市民の方が、今、高齢化していて、交通事故が起きています。都城市とか宮崎市に行きたいと思うときに、自分の車では自信がないということで、今後、駅を使いたいということをおっしゃる人が多いんですけれども、駐車場については、どれぐらいの幅をお持ちでしょうか。 ◎酒匂重成経済土木部長 交流センターの横に交番を新たに移転していただくわけですが、そこに、今の、ちょうど駅舎の、交流センターの西側になるんでしょうか、そこに駐車場を用意しております。その中に、いわゆる思いやり駐車場ということで、相当数の駐車スペースはとるという予定であります。 ◆高野良文議員 今、高齢者の交通事故が、発生しています。そういう方々からもいろいろ聞いておりますので、ぜひ余力を持った思いやり駐車場を設けてもらえれば、安心して皆さんがあの一帯をお使いになるんじゃないかなと思っての質問でありました。ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。 3番の仲町周辺飲食店街の現状と今後について、お尋ねいたします。 先ほど部長のほうから、150から160店舗、はっきり言ってスナックさんとか食事するところとか、2つの組合がありますが、おっしゃるとおりです、大体、合わせて150か160だそうです。非常に、本当、もう厳しい厳しい状況下の中で運営されていた点が多いそうです。ぜひ、年末年始が来ますので、行政のほかの職員の方々に、もちろん飲酒運転はだめですけれども、全て小林市内で使いましょうという、市長、ぜひ職員の方に、口酸っぱく言っていただくようお願いしたいんですけれども、どうでしょうか。 ◎肥後正弘市長 かねがね、部・課単位でする場合は、市内の飲食店を使いながらやっていただきたいということを職員にお願いしています。特に、このシーズンになりますと、そういう要望を強く行ってまいりたいと思っております。 ◆高野良文議員 ぜひお願いしたいと思います。以前、仲町のかいわいに道路をきれいにしましたよね、蛍をしたり星空を見たり、あれはいつごろ、どれぐらいの経費でされたかおわかりでしょうか。 ◎酒匂重成経済土木部長 仲町通りの舗装の路面が、以前、インターロッキングという舗装をしているんですが、なかなか凹凸がひどくなって、路面の補修をさせていただきました。その費用については、今ここに承知しておりませんので、もしわかれば後で、後日でもお知らせしたいと思います。 ◆高野良文議員 若干沈んだりしています。それもさることながら、タヌキ横丁とか何か、私も余り詳しくないんですけれども、通りがありますよね、御存じですよね。アーケードを少しでもつくって差し上げたらにぎやかさが出るんじゃないかなと思うんですけれども、市長、どう思われますか。 ◎肥後正弘市長 ああいう通りというのは、飲食がしやすいかどうか、行きやすいかどうかということですね。だから、アーケードをして、それが果たしていいのかどうなのか、これは調査しなければいけないと思いますし、アーケードをすることによって、店舗等の改装とかいろんなのが必要になってくるということで、今、事業をやっていらっしゃる方々の賛同を得られるかどうか、いろんな角度から検討しなければいけないと思っていますので、なかなか、これ難しい問題でありますので、検討はしてみたいと思っています。 ◆高野良文議員 すみません、アーケードじゃなくて、申しわけないです。通りに、何通りですよという表示をしてほしいという意味で、申しわけないです。本当、すみません。タヌキ横丁通りとかネーミングを関係者の方々としていただいて、にぎわいが出ればなと思って質問いたしました。ぜひ、やっていただければなと思います。 提案なんですけれども、これは、あるお店のポイントカードなんですけれども、例えばある店に行ったら1回押してもらうと。これが、30か50たまると商品券を1,000円か2,000円もらえるとか、スナック、飲食店街の方にもお願いする部分もあるんですから、こういうのをつくると楽しみに飲みに行くんじゃないかなと思ったりして、これが満杯になると1,000円、2,000円の商品券をもらえるということができればなと思って、また、関係者の方にお話をしたいと思います。ぜひ、仲町周辺の活性化について、お力を入れていきますようお願いいたします。 2番の新庁舎建設について、お尋ねいたします。 行政棟、議会棟の進捗状況はわかりました。行政棟が27.2%、それから議会棟が20.5%ということで、見る見るうちにでき上がっています。      (何事か発言する者あり。) あ、37.2、申しわけないです。それから、20.5です。      (「21.5」と呼ぶ者あり。) 21.5、すみません、申しわけありません。37.2%、21.5%が進捗状況ということであります。特に、議会棟については、恐らく想像すると視察のメーンになるんじゃないかなと思っている一人です。 先ほど、オストメイトにつきましては、各一つ一つ、つくるということでしたが、ありがたいなと思っております。ぜひ、すばらしいものをつくっていただきたいなと思って、非常に困っている方々が相当おられますので、お願いしたいと思います。ちなみに、オストメイトの方は、大変失礼ですけれども、小林市内に大体どれぐらいの方がおられるんでしょうか。 ◎脇村一也健康福祉部長 市内に、10月末現在ですけれども、123人と聞いております。 ◆高野良文議員 ありがとうございました。ぜひ、お願いしたいと思います。 新庁舎建設事業についてでありますが、33億4,100万円とおっしゃいましたが、これ、完成後はこの数字で大丈夫でしょうか。 ◎上原利秋総務部長 よっぽどな価格の変動とか、先ほど市長からもありました労務費等々の関係等がない限りは、これがふえるということは予測しておりません。 ◆高野良文議員 ありがとうございました。 それでは、3番の市有林の使用量と伐採の跡地でございますが、全部で1,815立米とお聞きしました。ぜひ、速やかにまた植林のほうもお願いしたいと思います。環境のこともありますので、ぜひお願いしたいと思います。 ところで、木造につきましては、オール小林で間に合ったんでしょうか。 ◎上原利秋総務部長 市有林の原木を全て使ったのかという質問だと思いますけれども、製材の規格に合わないものとか虫食い等の不良材もあったと聞いております。不足分につきましては、地元の木材市場から調達したということで御理解いただきたいと思います。 ◆高野良文議員 これ、加工はどこでされたんでしょうか。工場は。 ◎上原利秋総務部長 加工につきましても、地元の業者等で行っているということで御理解いただきたいと思います。 ◆高野良文議員 地元ですか。 ○淵上貞継議長 しばらく休憩します。                            午前10時41分 休憩                            午前10時41分 開議 ○淵上貞継議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◎上原利秋総務部長 失礼いたしました。 加工につきましては市内の業者で行いまして、集成材につきましては都城市と日南市の業者で行ったということでございます。 ◆高野良文議員 都城市と日南市ですね。宮崎市じゃないんですね。わかりました。 では、よろしく、順調に、見ていますとでき上がっているので、すばらしいなと感心しているところであります。 それから、3番スポーツ振興について、お尋ねいたします。 先ほど教育長のほうからありましたマラソン大会、本当に待ちに待って実施されるわけでありますが、どこか視察に行かれましたか、全体的な全容として見に行かれましたか。 ◎山下康代教育委員会教育部長 視察にはまだ行っておりませんが、実際自分で走りに行ったという職員はいますので、その辺の話は聞いております。 ◆高野良文議員 恐らく着々と準備されているとは思います。例えば、これ、人吉市の春風マラソンですね、それから、こちらは、ことしの1月にありました三股町のマラソン大会、こういう冊子をつくっておられますが、こういう冊子をおつくりになる考えがあるのかどうか、お尋ねします。 ◎山下康代教育委員会教育部長 冊子は、つくる予定にしております。 ◆高野良文議員 私は、そんなに派手じゃなくてもいいと思います。質素でもいいと思いますので、つくっていただければなと思います。 ところで、ボランティアの募集とかそういうのは、まだ今からでしょうけれども、見通しとしてはどうですか。 ◎山下康代教育委員会教育部長 ボランティアの募集も含めまして、今後、運営委員会で検討してまいります。 ◆高野良文議員 第1回が肝心でありますので、大事な第1回目だと思いますので、多少のあれはあっても、以前、お隣のえびの市で距離が違ったということが発生しました、何百メートルか。10キロメートルだったと思いますが、そういうミスがないように、距離的な問題も、走っている人が、えらいきょうは短いなとかということで距離が違った大会もありましたので、そんなことがないように、ぜひ全力投球していただきたいと思います。 それと、沿道の応援のことについてですが、前回もこんなして、〇〇県〇〇市からの皆様、頑張ってくださいと、沿道にこうしているところがあったんですよ。こうしていただくと、走っていて、もうぶっ倒れる寸前でも足が生き返りますので、ぜひこういうことを、提案ですけれども、教育長、どうでしょうか。 ◎中屋敷史生教育委員会教育長 先ほど部長も申し上げましたけれども、いろいろな大会の応援の仕方も参考にしながら、やはり実行委員会、運営委員会の自主的、主体的な活動でできたほうがいいなと思っておりますので、情報等は提供しながら、よりいいものをつくっていきたいなと思っております。 ◆高野良文議員 3月5日ですか、おおむね1,500、1,700人、どれを目指しておられたんでしたか、動員については。選手の確保については。目標ですが。 ◎山下康代教育委員会教育部長 1,500から1,700人はいきたいと思っております。 ◆高野良文議員 ことし1月に行われました三股町のマラソン大会は1,500人だったと思いますので、それに負けないぐらい、ぜひお力を、段取りしていただいて、全国各地から来ていただきますよう期待しております。 次、緑ヶ丘市営野球場について、お尋ねいたします。 先ほど、簡易なスコアボードをつくったとおっしゃいましたが、えびの市に、大きな、もちろん小林市も十三塚の総合運動公園にあるんですけれども、なかなかあそこは少年野球が使えませんが、えびの市は、すばらしいスコアボードがあるんですけれども、教育長、見たことありますか。 ◎中屋敷史生教育委員会教育長 えびの市のは見たことはありませんが、十三塚はあります。 ◆高野良文議員 えびの市は、すばらしいスコアボードをお持ちで、利用されています。 ぜひ小林市も、一生懸命、少年野球チームが頑張っていますので、そういったハードの面をもう少し充実できないかなと思うんですけれども、市長、本格的なセンターバックスクリーンというのは、スコアボードをお考えじゃないですか。 ◎肥後正弘市長 野球場が何カ所もあって、そのうち全部充実しようとするのは、私は、非常に難しい問題だなと思っています。小林総合運動公園の中にすばらしい球場があるということで、これはアマチュアでもプロにしてみても、この間もOBの方々とゲームしましたけれども、非常にいい球場だというお褒めの言葉をいただいております。そういうすばらしい球場が一方であるわけでございます。その中で、どれだけ、サブ球場としての緑ヶ丘野球場ができるのかということを検討して、少年野球の場合は、コート1面だけ使うということではなくして、3面を使うんですよね。ですから、それぞれにスコアボードが欲しいということで設置したわけでございます。ですので、そういうことで今対応させていただいておりますが、どうしてもつくってほしいという要望は今まで聞いたことはないわけでございますが、そういう要望が今後上がってくるのかということ等と、経費的なことを考えていきたいなと思っております。 ◆高野良文議員 ぜひ、要望していただくよう、段取りしたいと思います。 ところで、少年野球チームは、西諸で何チームあるか御存じですか。 ◎肥後正弘市長 みんな把握していないみたいですけれども、現在のところ、私は把握しておりません。ただ、昔から比べると、昔は各小学校単位ぐらいにありました。今、それが少なくなっているということは事実だと思っています。スポーツの多様化ということで、サッカーとかバスケットとか、いろんな競技が今行われている中で、野球のスポーツ少年団は減少しているなと思っているところでございます。 ◆高野良文議員 西諸は16チームあります。小林市内で11チーム、それからえびの市で4チームで、高原町で1チームですね。だから、16チーム、大体200人ぐらいの方が少年野球を頑張っております。ぜひ、そういう夢を、中にはプロ野球選手になりたいという人もいます。女の子も一生懸命頑張っています。ですから、ぜひ、たまにはそちらのほうに目を向けていただいて。 それと、緑ヶ丘市営球場のトイレのことなんですけれども、ばあっと子供たちが200人近くも集まりますよね、そこでグラウンドゴルフをやったりなんかしているとトイレが使えなくなって、大人も子供も、余りよくないんですけれども、立ち小便したり、子供は小林中学校の中に入って、侵入したら、学校の先生に怒られたとか、そういう実例もあります。そういうのは聞いたことはありますか。 ◎中屋敷史生教育委員会教育長 トイレの状況については把握していますけれども、今のような苦情が私のほうに上がってきたということはありません。 ◆高野良文議員 トイレ等々も一度ぜひ目を通していただいて、何らかの改善策をしていただきたいなと思います。 次、7番に行きたいと思います。申しわけありません。須木地区の活性化についてであります。 ことしのクリ生産量と単価及び流通についてという質問ですが、ことしは意外と豊作だと聞いておりますが、生産量と単価、それがどういった形で流れているか、ちょっと御説明ください。 ◎溝俣一郎須木総合支所長 平成28年度のクリの収穫量のほうですが、須木全体で約100トン程度、そのうち、すき特産のほうに出していただいているのが約40トン、市場に流れているのが60トン程度と言われております。実際の数量につきましては、12月以降にブランド化に関する事業によりまして、農家の聞き取り調査を行って、正確な数字を把握していきたいと思っております。 それと、単価ですが、市場単価のほうは、2L以上になりますけれども、平均価格で800から850円、すき特産に出しております単価といたしましては、早生グリ、中生グリ、晩生グリとあるんですが、平均単価としては、全て500から550円ということでお聞きしております。 ◆高野良文議員 100トンというと、非常に豊作かなと、昨年に比べたら、どうなんですか、相当伸びているんでしょうか。 ◎溝俣一郎須木総合支所長 ここ数年の数字を申し上げますと、昨年が、クリを申し上げますと、21トン、その前が52トン、ことし、去年と比較しますと豊作だと思っております。 ◆高野良文議員 ぜひ、もう少しクリ生産の方々を助成していただければありがたいなと思います。 ところで、クリの振興で、作業班活動費で平成27年度も28年度も120万円予算を組んで実施されていますが、この方々は120万円で大丈夫なんでしょうか、120万円の予算を。栗管理作業班活動補助で120万円出されていますよね。 ○淵上貞継議長 休憩します。                            午前10時53分 休憩                            午前10時54分 開議 ○淵上貞継議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◆高野良文議員 申しわけありません。非常に好ましいことであります。しっかりと、この100トンをうまく生かして、クリ生産者の所得につながるよう、ぜひ見守っていただければなと思います。 2番目行きます。クリ・ユズの集荷の現状と今後についてでありますが、この前の新聞に、須木特産品ブランド化ということで、これが10月2日に載りました。クリやユズのブランド化を目指そうということで頑張っておられます。このことについて、支所長、どう思われますか。 ◎溝俣一郎須木総合支所長 ブランドづくりということで、須木栗ブランドづくり協議会が立ち上がりました。この中で、やはりクリを独自加工化して、特産品としてしていこうということで立ち上がっていったわけですが、今回立ち上がったことによりまして、今、すき特産のほうに出しているクリ、ユズ、それと市場に流れているクリ、ユズ等がございまして、できましたらすき特産のほうに一本化していきたいということがありまして、今回ブランドづくり協議会を持ちまして、できるだけ、農家さんとすき特産の橋渡し、また行政も入りまして、そこには、須木の特産品を、農家さん全体、すき特産も含めて活性化していこうということで考えております。その中で、今回立ち上がりましたブランド協議会というのは、須木の中で、そういう大きな核となる団体だと思っております。 ◆高野良文議員 ありがとうございました。ぜひ、強化していただければと思います。 もう一つ、これは1月31日、宮日に載ったんですが、「須木産ユズ用いピリ辛クッキー」という見出しで、前原さんという若い方が、須木の出身で、お住まいは高原町なんですが、ユズを使ったクッキーをつくっておられます。本当に、お父さん、お母さんと娘さんでされているそうです。ぜひこれを知っていただいて、所長、知っていましたか、これ。 ◎溝俣一郎須木総合支所長 はい、そちらについては、試食もさせていただきましたし、知っておりました。 ◆高野良文議員 市長、御存じですよね。 ◎肥後正弘市長 知っています。 ◆高野良文議員 本当に頑張っておられます、よく調べてみたら。我々会派で馬路村に視察に行ってまいりました。ユズの馬路村、ユズだけで30億円売り上げている、もう御存じでしょうけれども、ユズを勉強してきましたが、やはり小林市も、須木地区のユズとクリ、ぜひ市のほうも力を入れていただければなと思います。よろしくお願いいたします。 8番の市立図書館の利用状況について、お尋ねいたします。 過去5年間の入館者数と課題についてでありますが、資料をいただきました。 非常に努力されています。順調に指定管理者の方がされていまして、トータルでも年々入館数もふえていますし、すばらしい状況じゃないかなと思います。その中で、この前、移動図書館が寄贈されて、受けたと、その経緯について、わかっている範囲、例えば大型免許が必要なのか、運転手、何年の車なのか、走行距離はどれだけ走っているのか、これからどのような運営をされるのか、ちょっとお尋ねいたします。 ◎山下康代教育委員会教育部長 まず、経緯についてでございますが、移動図書館寄贈の経緯につきましては、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会が、東日本大震災の復興事業の一環として移動図書館プロジェクトで使用していた車両でございます。平成28年7月に宮崎県NPO活動支援センターから、贈呈についての情報をいただいたところであります。これに対して、小林市がいち早く手を挙げたことから、小林市への贈呈が決定いたしました。車の走行距離ですが、12万1,239キロメートル走っております。免許につきましては、乗車定員が4名でありますので、普通免許で運転できます。それと、今後の展開につきましては、地域の読書活動の推進、それから観光地でのイベント等での移動図書、それから熊本震災への被災地支援活動などに、利用頻度を上げるために、特定の活用に限定しない幅広い活用をしていきたいと思っております。 ◆高野良文議員 ぜひ、すばらしい移動図書館が来ましたので、うまく利用していただいて、なかなか図書館に行けない人、まだ多数おられますので、そういう方々に貢献していただければありがたいなと思います。 次、福祉・保健について、お尋ねいたします。 特定健康診査及びがん検診の受診率について、お尋ねいたします。 ◎下村光伸市民生活部長 私から、お尋ねの特定健康診査の受診率について、お答えいたします。 平成26年度31.2%、昨年が34.6%ということで、年々向上している状況にあります。本年度については、まだ実施中ですので、9月までの実績で申し上げますと、受診率は14.9%となっております。前年同月が14.3%でございますので、0.6%の伸びとなっているところであります。 ◆高野良文議員 私も、特定健康診査を受けております。がん検診、胃がん、肺がん、大腸がんを受けています。 ことしの夏、肺がん検診を受けたんですが、何か異常がありますよという封筒が来ました。返信の封筒が非常に厚かったものですから心配してあけたんですが、がんの疑いがあるということで大きな堤の病院へ行きました。恐らくがんだなと思って、娘に電話して、がんかもしれんということで行きましたが、ちゃんと調べた結果、今のところ異常ないということでドクターからは言われましたが、高野さん、毎年受けんといかんよということを言われました。ですので、ぜひ毎年1回は必ず受けたいなと思った次第でありました。特に、まだがん検診率が低いですので、その対策としては、どうお考えですか。 ◎脇村一也健康福祉部長 これまでも、検診の向上にということで取り組みは行ってきておりますけれども、がん検診の受診希望調査、無料クーポンの対象者の拡大、広報等、それから日曜日の検診実施等々をやっていきたいと考えております。 なお、きめ細やかな疾病予防、重症化の予防、あるいは食生活の改善、生活習慣病の予防等の指導が大変重要であると認識しておりますので、これらのことを充実していきたいと考えております。 ◆高野良文議員 また、市内の多目的トイレの整備状況とストーマの備蓄について、お尋ねいたします。 ◎脇村一也健康福祉部長 まず、多目的トイレの設置状況でございますけれども、市内には、全部で59カ所設置をされておりまして、オストメイト対応が17カ所ということでございます。あと、ストーマの備蓄状況ということでございますけども、市といたしましては、災害時に対応するストーマ装具の備蓄というのはしていないところでございます。 ○淵上貞継議長 以上で、高野良文議員の一般質問は終わります。 この際、10分程度休憩いたします。                            午前11時03分 休憩                            午前11時12分 開議 ○淵上貞継議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、福本誠作議員の発言を許します。 ◆福本誠作議員 おはようございます。 早いもので、ことしも残すところあと1カ月となり、何かと慌ただしくなってきました。今回も、元気な小林市にするため、質問、提案をしていきたいと思います。 それでは、さきに通告していました観光DMOについて、災害時の避難について、遠隔医療について、農業振興について、八幡原市民総合センターについて、伺っていきたいと思います。 まず、観光DMOについてですが、10月に国内の先進地視察を行ったとのことですが、何人で、どこに行かれたのか、また、視察でどのようなことを感じられたのか、お伺いいたします。 小項目2、3については、質問席からお伺いします。 次に、遠隔医療についてですが、9月議会で下沖議員が、この遠隔医療について提案されています。その後、当局ではどのような調査をされたのか、また導入について市の考えをお聞かせください。 次に、農業振興についてですが、今回、農業振興公社(仮称)を立ち上げるとのことですが、どのような目的で、どのような機能を持った機関にする考えなのか、お伺いいたします。 2、災害時の避難について、5、八幡原市民総合センターについては、質問席から行います。 ◎肥後正弘市長 まず観光DMOにつきましては、部長より答弁をさせていただきたいと思っています。 次に、遠隔医療の導入についてでございますが、9月以降どのような調査を行ったかという質問でございますが、県内では、日南市の遠隔医療について聞き取りをしたということでございます。また、総務省がこれまで行ってきました遠隔医療の推進に関する取り組みの成果と課題について確認をさせていただいて、その成果としましては、患者の受診機会の向上、早期の診断による治療計画の円滑化、そして安心感の向上などが見られると言われております。 次に、課題であります。 情報提供源が、現状では情報が余りにも不足しているということが1点と、それから救急専門指導、それから地域ケアなど専門性が強いものにやっぱり特化される傾向にあるということと、地域インフラを整備するということでありますので、市町村単独での導入には非常に費用負担が大きいということが課題となっているところでございます。 市としての導入ということでございますが、地域創生の中で、近未来技術実証特区というのがありました。小林市は、いち早く遠隔医療特区に提案をさせていただいた状況でございます。関係機関と連携しながらいろいろ検討しておりますが、なかなか、これ、まだ事例がそんなにないということで、非常に苦慮しているところでございます。 それから、農業振興公社の設立についてでございますが、農畜産業を基幹産業とします当地域におきましては、農家の高齢化と後継者不足は深刻な問題となっておりまして、担い手の確保は喫緊の課題であります。また新規就農者にとって、農業の経営や栽培についてのノウハウは、営農を継続する上で最も欠かせないものであります。この農業経営に当たってのノウハウや知識の習得をするために、実践的な研修を行うシステムの構築を目指してきたところでございます。そこで、このシステムを具現化するために、てなんど小林総合戦略でも掲げました新規就農者や農業後継者に対する支援、育成を行う機関として、農業振興公社の組織づくりの準備を進めてきたところでございます。 この取り組みでありますが、市町の垣根を超えたJAこばやし管内での取り組みが重要であると考えております。現在、JAこばやし、高原町、NOSAI西諸で組織されております「きりしま農業推進機構」を軸に、協議を重ねているところでございます。 新規就農者の育成や確保を行う組織づくりは、人員や資金の確保、新規就農者の受け入れ先の問題、研修作物の選定など、さまざまな課題がありますが、関係機関と協議を重ねまして、西諸地区において、最適な支援ができるシステムづくりを構築しなければいけないと思っているところでございます。 ◎酒匂重成経済土木部長 1番目、観光DMOについて、(1)の先進地視察についてであります。 まず、何人で、どこにということでございます。市の職員を含めて6名で、山梨県、千葉県を中心にして、10月10日から12日の3日間にかけて研修したところであります。 その場所でありますが、山梨県、千葉県で、9カ所を視察したところであります。 そして、どのようなことを感じたのかということであります。 2つほど申し上げますと、地域全体の共通の考えを持つことの重要性、そして、提供されているサービスの運営、手法だけではなく、なぜそのサービスを提供するに至ったかという考えや、その考えに基づくサービス提供者の立ち位置の見定め方の重要さというのを感じたということであります。2つ目であります。特に、サービス提供については、市も取り組んでおりますDMO、そして既存事業の、商工観光、地域振興に資する事業等については、いわゆるマーケティングで重要となります市場の細分化、そして対象、自分の立ち位置を念頭に置いた上で進めることが重要ということを、この研修で学んだということであります。 ◆福本誠作議員 職員を含めて6人で行かれたということなんですが、職員が何人で、あと、どのような方が行かれたのか、お伺いしたいと思います。 ◎酒匂重成経済土木部長 市役所からは、観光政策参与、そして担当課の職員、地域おこし協力隊の3名であります。そして、事業者の方が3名であります。 ◆福本誠作議員 地域おこし隊が3名--1名ですね。わかりました。 そういうところを見ながら、どういうところに力を入れていっているのかというのが重要じゃないかなと思っております。その中で、例えば、こういうところに若い人たちを連れていく。今から事業をしたいとか、実際事業をやっている若い人たちを連れていって刺激を受けてもらって、小林市ではどんなものがあるかというのに気づいていって、それをやっぱり磨き上げていくというのが私は必要だと思うんですが、今回行かれた方の平均年齢というか、何歳の方が行かれたのか、そのあたりをちょっとお聞かせください。 ◎酒匂重成経済土木部長 事業者3名の方については、いわゆる社長といいますか、代表者クラスということであります。 ◆福本誠作議員 代表者クラスでもいいのかなとも思うんですが、私は、やっぱり若い人たちが刺激を受けてもらうというのが一番いいのかなと思うんですよね。だから、そう考えたときに、実際動く人たちというのを、そういうところに連れていくべきじゃないかなと思います。 それを踏まえて、今回、1月にフランスの視察が計画してありますよね。フランスに行かれる理由、どういうところを研修しに行くのか。また参加者について、部長には、一応、もし事前にメンバーがわかればということですが、ちょっと届いておりませんので、どのような方が一応参加される予定なのか、まずお聞かせください。 ◎酒匂重成経済土木部長 今回、1月にフランスに行きたいということで、いろいろ計画をしておりました。結果は、先に申し上げますと、行く相手方の都合もございまして、1月については結局中止ということを判断せざるを得なくなりました。それが、最終的に中止といいますか、延期にしたいんですけれども、相手方の都合もございますので、これについては、また再度調整しなければいけないということであります。ちなみに、その理由でありますけれども、相手方、行くところが、いわゆる市町村合併が始まったということで、その情報が最近になってわかりまして、相手方から、そのことのお断りが来たというものでございます。 議員おっしゃいましたとおり、今回研修に行こうとしたのが、市役所の職員も若干名いるんですけれども、ほとんど事業者の方に自費で行っていただこうということで御案内申し上げましたところ、最終的に中止になりましたので、数については、また再募集になるかと思いますが、そういった若い方を中心にして、事業者については募集をしたところでありました。 ◆福本誠作議員 そういう都合で延期になったという話は聞いたんですが、費用について約40万円かかるという形の中で、それについての公費の負担、言えば参加者に対する支援とか、そのあたりはどのように考えていらっしゃったのか、全額自己負担だったのか、そのあたりをまずお聞かせください。 ◎酒匂重成経済土木部長 行政から一定程度の補助ということもいろいろ考えましたけれども、基本的には自費ということで御案内したところであります。 ◆福本誠作議員 それに対して募集をかけたときに、事業所の方々から、そういう意見というものはなかったものか。40万円出して、果たして、これがどのような効果が出るのかとか、私は事業されている方だったら、そのあたりで疑問点とかやっぱり感じられるんじゃないかなと思うんですが、そのあたりの意見はなかったですか。 ◎酒匂重成経済土木部長 参加される方、個別の御意見については、私はまだちょっと聞いておりませんが、相当の費用をかけてでも、今後、市がやろうとするDMOについて、いろいろ学びたいこともあるということの意気込みを、事業者の方から感じ取ったということであります。 ◆福本誠作議員 先ほど答弁がなかったんですが、なぜフランスだったのか、そこをお聞かせください。 ◎酒匂重成経済土木部長 以前の全員協議会でも、若干、参与のほうから説明しましたが、当霧島地域が、いわゆる地形的にも風景的にも非常に類似しているというところもあって、そういったところがどのような観光を目指して、どのような観光で、いわゆる外貨を稼いでいるかということをやはり学ぶということが必要だということから、その地域を選定したというものであります。 ◆福本誠作議員 全協の中で説明があったですよね、似ていると。フランスのこの地域と小林市の地域と風土とかいろんなものが似ている、だから、そこを勉強するんだということだったんですが、その後の説明の中で、そういうことに関してすることによって、フランスよりヨーロッパ圏からのインバウンドをふやすんだという話だったんですが、今、フランスから海外旅行をされる方の何%が日本に来ていらっしゃると思いますか。 ◎酒匂重成経済土木部長 申しわけありません。その資料については、手持ちにありません。 ◆福本誠作議員 ちょっと調べてみたら、フランスの海外旅行されている方の約4%だそうです、日本に来ていらっしゃる方が。それを考えたら、今インバウンドでいろんな海外から来ていらっしゃる方というのは、アジア圏だと私は思うんですよね。それを考えたときに、フランスに行って、フランスがどういう形をしているのかというのを学ぶのも必要かもしれませんが、私は、もうちょっと見る方向を変えたほうがいいような感じがするんですが、今回、向こうも合併の関係で、今のところ延期ということなんですが、どうしても延期して行かれる考えなのか、そのあたりをちょっとお聞かせください。 ◎酒匂重成経済土木部長 今回の研修先が、相手方からいつの段階でオーケーが出るかは、ちょっと現段階では全く不明ですので、行きたい希望はあるわけですけれども、相手方の都合がありますし、今後いろいろ詰めていく中で、新たな研修先というのもあれば、また再度いろいろ検討していくというものであります。 ◆福本誠作議員 今回、こんな形で延期になったわけですけれども、私は、40万円かけて視察するなら、今国内で、いろんな海外からたくさん見えて成果を上げているところに行って、特にたくさんの民間の方を連れていって、そこで、何を目的にこの方々が来ていらっしゃるのかというのを知って、小林市の場合は何が該当するのか、何に磨きをかければいいのかというのを知ってもらって進めたほうが効果はあると思うんですが、いかがでしょうか。 ◎酒匂重成経済土木部長 今回の研修、国内にするのか国外にするのか、いろんな議論があると思いますが、国内でする研修の目的等を踏まえたときに、では、国内で同様な施設をやる、国内と同じようなことをやるのかということも踏まえながら、いろんな研修の目的があると思いますので、それによって、やっぱり行き先が決まると理解しております。 ◆福本誠作議員 今、来ているところをまねしなさいという意味じゃないですよ。何を目的に、例えば、今海外からたくさん来ているところであっても、その人たちをターゲットにしたわけではないと私は思うんですよね。自信を持って、その地域の品物とか食べ物であったり観光地であったり、自分たちのところに自信を持って磨き上げたことに対して、そこを魅力として感じて海外から来ているんだろうと私は思うんです。その人たちを誘致するために、海外に行ってどんなことを求めているんですかというのを調査した上でしたところじゃ私はないと思うんです。どちらかと言えば、自分の地域に誇りを持って、自信を持って、売り出しているところに対して、それを魅力として感じて伸びているところが、私は今ずっと伸びているところじゃないかなと思うんです。 それやったら、やっぱり小林市で何があるかというのを気づく、逆に言えば、本当、まだ小林市で気づいていないところがたくさんあると思うんです。そういうところを視察することによって気づく、それを磨き上げる、それが私は観光DMOの伸びていく1つの方法かなと思うんですけれども、そのあたりも含めて、例えば日本でDMOを今のところ成功しているというのが、北海道のニセコ地域、これが十何年前からやっておって、やっと今成果が出だしたというか、あそこで、人材の育成をされた方が今中心となって動き出している。やっぱり人材育成というのは大事というのがあるんですが、そういう形のところがあって、多分、今、人材育成をされた人たちが回しているわけですから、その人たちがどういう思いを持って、どういう研修をされて、どういう取り組みをしたのかというのを聞きに行くほうが、フランスに行かれるよりよっぽど勉強になるのかなと思うんですけれども、そのあたり、いかがでしょうか。 ◎酒匂重成経済土木部長 今、議員から、いろいろ御指摘といいますか、御意見をいただいたところでありますが、いわゆる国内の、今出ましたニセコ地域を初めとして、いろんな実践をしているところ、成功事例等々の、人材育成も含めてですけれども、そういったところの事例の収集というのも大事かなと思いますが、目的をいろいろ検証し、行き先を検討すべきだと思いますので、そのあたりについては、議員と、目的、研修先の内容とか、議論の分かれるところではないかなと思いますので、今の御意見については拝聴させていただきたいと思っております。 ◆福本誠作議員 そういうところに、一番最初言いましたように、若い事業者、もしくは学生でも私はいいと思うんですけれども、今から先、小林市を担っていくような人たちに私は視察、研修に行ってもらうべき、その人たちがそういうのに気づいてどんどん伸ばしていく、それが私はまちの活性化につながってくると思うんです。 だから、さっき言われたように、社長クラスが行かれるのもそれは必要かもわかりません。ただ、上から言われて下の人たちが働くより、下の人たちが気づいて、こういうことをしましょうやという提案につながっていくのが、私は観光DMOだと思います。だから、そういう方法で積み上げていく方策を進めていってもらいたいなというのを一応希望しておきます。 それでは、次に、この前のスノーピークを受け入れというか、行いましたよね。スノーピークのイベントは、スノーピークと協賛で行ったのか、それとも、スノーピークさんに投げて行った事業なのか、まず、お伺いします。 ◎酒匂重成経済土木部長 共同でしたのか投げてしたのかといいますと、もちろん一緒にやったわけでありまして、全てをそこにお願いしてやったということではないので、当然ながら市と共同して、当然ながらその運営についてもお願いするところですけれども、それは一緒にあわせてやったということであります。 ◆福本誠作議員 参加者の意見、多分、意見やら聴取したと思うんですが、どのような意見があったものか、お伺いいたします。 ◎酒匂重成経済土木部長 やった成果といいますか、内容についての報告は、まだ受けておりませんので。 ◆福本誠作議員 それも一応聞いて、これからの参考にするべきだと思いますんで、ぜひ、できるだけ早く、そういうのはつくっていただきたいなと思いますが、1つ、ちょっと私の耳に入ったのが、このスノーピークで利用した食材については、これは生産者からの提供だったんですか、それとも買い上げだったんですか。提供だったという話を聞いているんですが、そのあたり、いかがでしょうか。
    酒匂重成経済土木部長 個別の事業についての内容について、まだ報告を受けておりませんので、大変申しわけありません。 ◆福本誠作議員 私が聞いたのは、最初は購入という話をしていたんだが、後から提供という話を言われたという話で、生産者の方がそういう話をされたということをちょっと聞きました。もし、それが本当であれば、私は、これは購入すべきだったんじゃないかなと。なぜ提供だったのか、若干それが聞きたくて、ちょっと今聞いたんですが、ちょっとそれ、部長、調べてみてください。こういうことが、何でそしたら提供なのかというのが、ちゃんとした意味づけがないと、そのあたりが生産者としてはおもしろくないし、そこら辺でつまずいてくると、最終的には市民で協働でやっていくんだよというのが、進まなくなるんじゃないかなと思いますんで、そこらあたりは調査してみてください。よろしくお願いいたします。 次に、えびの市、高原町との連携についてなんですが、えびの市と高原町と一緒に協議をされたということだったんですが、その中でいろんな意見が出されたという話を聞いておりますが、どのような意見があったのか、お伺いいたします。 ◎酒匂重成経済土木部長 (2)のえびの市、高原町との連携については、平成28年、ことしの2月の時点で、小林市を中心に、隣のえびの市、また高原町と共同で実施できる取り組みから始めて、将来的には3市町の広域でのDMOの形成を目指すということで、その考え方については合意をしていたところであります。 実は、方向性はそういうことで合意したところでありますが、その手法といいますか、方法において、3市合同で形成するのか、それとも3市町それぞれで形成した後に合併を目指すのかということについて、いろんな考え方の違いがあって、それぞれ認識が違っていたというものであります。 ◆福本誠作議員 まず、事業の補助金申請、これ、2市1町で多分共同で申請していると思うんですけれども、そうなったときに、現在の進め方自体はちょっとおかしいんじゃないかなと、最初の始まりがですよ。今はちょっと連携が見えていますけれども、最初の始まりの説明が足らなかったのも、えびの市、高原町が不信に思われるところじゃないかなと思うんですが、だから、そのあたりで、考えの違いというか思いの違いというのがあったんじゃないかなと思うんですが、そのあたり、いかがでしょうか。 ◎酒匂重成経済土木部長 現在における結果としてそういうことでありまして、これについては、コミュニケーションが不足していたなということは、本当に事実でございます。それで、現在3市町で、これについて意見のすり合わせのための会議を随時開催しているというものであります。 ◆福本誠作議員 例えば、補助金の申請をした場合に、連携で出しているんですけれども、先ほど言われたように、各自治体でDMOを立ち上げて後で連携するという方法でもいいのか、それとも最初から組んで行わなければいけないのか、そのあたりの、そういう規約ではないけれども、縛りとかそういうのはないんですか。 ◎酒匂重成経済土木部長 交付金をもらう上では、そういったものはないと理解しております。 ◆福本誠作議員 この観光DMOというのは、一自治体ではやっぱり難しいのかな。特に、西諸地域にしては北霧島地域が連携してくというのが一番意味があると思うし、観光DMOに取り組むことによって、もうちょっと、まだ潜在能力のある魅力を生かすことができる、それが活性化につながって人口減少に少しでも歯どめがかかる最終の方法だと、私はずっと思っています。それを考えたときに、最初からつまずくんじゃなくて、やっぱり最初からきちっとした説明をしながら進めていくというのがいいんじゃないかな。ここがまとまれば、逆に言えば今度は霧島地域なんかもまとめていきながら環霧島として進めていく、その中心を担うのが小林市だよというのなら私は話がわかると思うんですけれども、その説明の仕方等をきちっとしていかないと、今後は足並みがそろっていかないのかなと思いますんで、今後は、そのあたりをきちっとしていきながら進めていってもらいたいなと思っております。 それでは、次の、今後の進め方なんですが、今後のスケジュールの中で、2月にアイデアコンテストというのを行うことになっていますが、これについてちょっと、なぜ、どのような形で行うのか、お聞かせください。 ◎酒匂重成経済土木部長 今、アイデアコンテストとおっしゃいましたけれども、今回、DMOを進めるに当たって、いろんな市民の方々からアイデアを出していただいて、それを今度は具体的に事業化を進めるために、いろんなアイデアを出していただこうというコンテストをやろうということでございます。 具体的には、市民みずからが情報収集、連携、計画した具体的な事業として展開する実行体形式のコンテストということで、実施したいというものであります。期間については、最終的に12月19日までにアイデアを出していただいて、第1次の応募ということで実施させていただきます。応募に基づいて1次審査をして、1次審査通過者を対象にして、来年2月12日に、最終的な1次審査通過者を対象とした最終プレゼンをして、いろんなことを進めていきたいというものであります。 ◆福本誠作議員 備考のところに、ワークショップ、アイデアソンの代替と書いてあるんですが、一番最初に行ったワークショップ、アイデアソンでいろいろ意見を交わして、そこでいいアイデアと形をつくっていったと思うんですけれども、私は、それなんかを、まず引き続きやったほうが動きも早いし、逆に言えば、その次にコンテストというのは動き出した後でも私はいいと思うんです。なぜ、そのときのアイデアソン、ワークショップなんかで描いていたあのアイデア等を形にするという方向に行かなかったのか。私は、あそこに参加された方がこれを見たら、余りおもしろくないと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎酒匂重成経済土木部長 ことしの、前やりましたワークショップでは、いろんなアイデアといいますか、いろんな市の中にあるいいところ、悪いところ含めて、事業化を目的としたアイデアの提出ではなかったんじゃないかなと私は思います。今回は、それに基づいて、いろんなことも出されましたけれども、そういった方々も含めて、事業化をできるための事業を提案してくださいと、事業化するためのアイデアを出していただきたいということでお願いするものであります。結果的に、それが出ると、それを今度は事業化に向かっていろんな検討をしていかなければいけませんので、ただ、代替ということで先ほどおっしゃいましたけれども、私は、ワークショップの延長線じゃないかなと、今回のアイデアコンテストはその延長線だと理解しています。 ◆福本誠作議員 この前、いただいた今後の予定表には、代替と書いてあります。ということで、すみません、代替と言いました。 代替と聞くと、何かアイデアを出して今度はこっちでスタートという形でとれるのかなと思いまして言わせていただきましたが、逆にコンテストをしました、では、このコンテストで幾つ選ばれるかわかりませんけれども、選ばれたものに対してどのような支援をされる考えなのか、それがもう一応決まっているのか、そのあたりをお伺いいたします。 ◎酒匂重成経済土木部長 今回のアイデアコンテストの代替については、大変失礼しました。 テーマについては、全部で5つのテーマで募集しております。1つ目が宿泊、2つ目が日帰り、3つ目がおもてなしの力、4つ目が売れる、魅力ある特産品開発アイデア、5つ目がおしゃれ、女性をターゲットにした特産品開発のアイデアという5つのテーマでございます。これが、もしプレゼンテーションで最終的に採択ということになれば、これは事業者を含め、市も含め、いろんな形で支援していくというものであります。これは、事業化に向けてこれを進めていくというものであります。 ◆福本誠作議員 それについては、例えば個人でもいいのか、それとも事業所としてするべきなのか、団体としてでなければだめなのか、そのあたりについては、まだ詳細は決まっていないんですか。 ◎酒匂重成経済土木部長 対象者についての限定はございませんので、個人でもいいですし、団体、事業者でも結構だと思っています。 ◆福本誠作議員 文言の書き方ですね、捉え方がいろいろありますので、すみません、私はそんな形でとっていましたので、一応そういう形でいろんな人の意見が形になっていけば、そちらも魅力があるのかなと思いますんで、それは実りあるものにしていただきたいなと思います。 それと、今後の予定の中で、よく言われるのがワールドカップのラグビー、それから東京オリンピックを見据えて行うんだということなんですが、私、これ、一時的なもので、このときは確実によそから来るわけです。私は、だからそれを見据えるよりも、その先、アジア圏をどんな形で呼ぶための形をつくるかのほうが大事、それをつくることによって、それに魅力を感じて、ワールドカップ、東京オリンピックでもインバウンドで来られるんじゃないかなと。だから、私は、ここに特化して動くよりも、そういうところを見て動いたほうがいいかなと思って、慌ててするよりと思います。そこらあたりは、そんな感じで進めていただきたいなという希望を申しておきます。 それと、この中で、若い人たちの働く場所をつくるんだというのがありましたよね。これ、どのような形で進めようと考えていらっしゃるのか、お伺いいたします。 ◎酒匂重成経済土木部長 若い人たちに仕事の場というのが、いろんな形で事業を進めていかなければいけないんですけれども、今回の観光DMOは、観光分野での若い人たちの仕事をつくるという目的でありますので、これで全ての若い人たちのいわゆる雇用を確保しようとかいうことではなくて、観光分野での取り組みということで理解していただければと思います。 ◆福本誠作議員 具体的には、どのような形で考えていらっしゃるのか。 ◎酒匂重成経済土木部長 今回の観光DMOで、いろんな形で、インバウンドを含めて観光客が来た場合に、それにかかわる、いわゆる観光産業といいますか、そういったものでいろんな事業を起こしていただいて、それに携わる若い人たちの雇用を図っていきたいというものであります。 ◆福本誠作議員 ぜひ、若い人たちの意見を吸い上げながら進めていただきたいなと思っております。 それと、前回の一般質問でも言ったんですが、各委員会、ワークショップ等の参加者が少ないというのをずっと聞いておりますけれども、その理由、あれから3カ月、4カ月たっているんですが、今でも少ないんですけれども、その理由、何だと思いますか。 ◎酒匂重成経済土木部長 理由は幾つか上げられると思うんですが、私として気になるのは、やはりなかなか事業の内容が周知されていないというんですか、皆様方に行き届いていない部分があるということと、将来、これがどういった形で見えてくるのかという不安もあって、なかなか参加されないんだろうなと思っておりますし、今後、これを事業化して、観光DMO、来年に向けて設立していきますが、そういったものが形ができて見える形になったときには、いろんな形で参加いただけると。当然、それまでには、いろんな形で皆様方には周知していきたいと理解しております。 ◆福本誠作議員 今言われるとおり、やっぱり目的とか着地点がわかりにくくなっているというのは事実だと思うんです。そこが明確にわからないと、参加していても、何で私は、俺はここにおったのかという感じで感じられるのではないかなと。この前、戦略委員会が開かれて、8人中4人しか参加していない、こんな状況で進めておって本当に成功するのかなという感じを受けるんです。だから、たくさんの方が多くの意見を出して、それを闘わせながら進めていくことによって実りあるものになってくると思うんですが、そのあたりの考え方で、今後、それをたくさんの方が参加されて、たくさんの意見が出されるような形にするために、どのような形で進められる考えですか、お伺いします。 ◎酒匂重成経済土木部長 今回のDMOでありますが、今までにないものを今回新たにつくろうというものでありまして、なかなか先の道が見えない部分があって、非常に皆様方も混乱されているんじゃないかなと思っております。どういった形でこれを進めるかということでありますが、今のところは、ワーキンググループを中心にして、呼びかけをとにかくしていくということを主として、今、考えているものであります。 ◆福本誠作議員 私、観光DMOというのは、難しく言うから初めてのような感じがしますけれども、実際、今事業されている方、例えば農家民泊でもですけれども、それは観光DMOの1つの事業だと思うんです。だから、余り難しく考えるんじゃなくて、そういう人たちを伸ばすための支援とか、そういう人たちというのは思いがあってやっているわけですから、そういう人たちを集めながら、そういう人たちの中でどんどん伸びていく、その中で観光DMOの中心となるものができていけば、自然と観光DMOというは動いていくような感じもするんです。 やっぱりもっとこういう委員会の中に若い人たちを入れてくださいよ。私、この前見たとき若い人たちが少ないんですよね。やる気のある若い人たちはまだたくさんいますので、もっとそれを入れていただきたいなと。それで、若い人たちが進める観光DMOにしていただきたいなと思いますんで、それは要望としてお願いしておきますんで、今後、そういうような形で進めてください。 市長の観光DMOに対する思い、もう一度お聞かせください。 ◎肥後正弘市長 観光DMOというのは、社団法人をつくるかどうかというのが終局です。先ほど言われました、例えば農家民泊をやられる方々が単独で動いたってどうにもならない。ですから、観光協会とも手を結びましょう、いろんな企業、それからいろんなところと手を結びましょう、そういう結ぶ中で、このDMOという組織がしっかり立ち上がった中で動けば、観光というのは非常に成功すると思っています。 ただ、先ほどから論議を聞いていますけれども、観光DMOに小林市が手を挙げたのは、地方創生の一環として手を挙げました。その中で、関係市町村も一緒にどうですかということで、小林市が主体となって観光DMOは小林市がつくりますよということを言ってから市町村で話をしました。ですから、そこでは意識ずれがあったと思っています。相乗りで幾つかの事業は乗りましたけれども、ですが、その後出てきたのがナショナルパークです。ですので、霧島錦江湾ナショナルパークの中で、宮崎県側は4市町しか入っていない。ですから、ここで負けてしまっては、北霧島の観光そのものがなくなってしまうと私は非常に危惧しております。 ですので、連携をしっかりやらなければいけないということで、今3首長と一緒になって、東京あたりに行って、今いろんなところとすり合わせながら、この北霧島をどうするのかということで、宮崎県で霧島部会という分科会が立ち上がりました。それは、宮崎県が担当するということになっております。いろんな意味で、先ほど言われましたインバウンド等も含めてどうやっていくのか、その組織として観光DMOの組織がどういくのかということで、非常に今模索している状況だと思っています。 成功事例は、観光DMOじゃなくして、観光そのものが成功してDMOという形になっている、ただ、外国はちょっと違います。ですから、外国で学ぶということも必要だと思っていますし、観光で成功したところに行って学ばなければいけないと私は思っておりますので、相対的な、総合的な政策の中で動かなければいけない。観光だけじゃなくして、食、それから農業、いろんな加工、いろんなことをあわせてやらないと観光DMOというのは成功しないと思っています。だから、そういうことで、今後、施策展開をしていきたいと思っております。 ◆福本誠作議員 ですね、言われるとおりだと思います。観光とついていますけれども、観光だけではないんですよね。全てが網羅する、連携することによって、そこにいろんなお金が落ちて、全体的に潤っていくというのが観光DMOの目的ですので、ぜひ、そんな形で連携をとりながら進めていっていただきたいなと。その情報をもうちょっと市民の方々にもどんどん流しながら、例えば今度アイデアコンテストをするならば、それに、いろんな方が、普通の市民の方が、こんなことはどうだろうかと、たくさんの意見が出てくるような形で、ぜひ、今ここまで進んでいますよ、こんな形を目指していますよというのを、もうちょっと市民に情報提供していただきたいなと思っております。 すみません、あと時間がなくなりますので、次に行きます。 次に、災害時の避難についてなんですが、以前は、要援護者、要支援者は手上げ方式だったんですが、国の方針で、今、全部するようになっておりますが、そのあたりの名簿作成というのは、もうきちんとできていらっしゃるんですか、お伺いいたします。 ◎脇村一也健康福祉部長 法律によって、全ての方の把握をしなければならないということで、今は鋭意進めている段階でございますので、まだできていない状況であります。 ◆福本誠作議員 いつぐらいまでにこれを今のところする予定なのか、またその中でどのような支援が必要なのか、またどのような地域にいらっしゃるのか、そのような把握等も含めてするのか、そのあたりをお伺いします。 ◎脇村一也健康福祉部長 把握についてですけれども、身体障がい者の方とか認知症の方とか、それから幼児、病気の方、妊産婦とか高齢者、いろいろな形で要配慮者、要支援者というのが出てまいりますので、非常に困難な状況かなと思いますが、最大限努力をして把握しないといけないわけですけれども、住所なり、かかりつけ医だったりとか、いろいろな項目を把握しないといけないということで、膨大な量の事務が待っているのかなと考えております。いろいろ検討をして、できるだけ早い機会に整備をしていきたいと考えております。 ◆福本誠作議員 その中で、もしそういう災害が起きたときに、そういう方々は福祉避難所に避難するという形ができているんですが、実際、市内に福祉避難所と言われるところが何カ所あって、何人の受け入れが大丈夫なのか、お伺いいたします。 ◎脇村一也健康福祉部長 現在は、小林地区に3カ所、須木地区、野尻地区にそれぞれ1カ所を福祉避難所として協定を締結しているところでありまして、受け入れの予定人員につきましては30名ということでございます。 ◆福本誠作議員 支援が必要な方々、例えば重い障がい者とか要介護5とか4とか、そういう方々がやっぱり入るべきだと思うんですけれども、そういう人たちに対して、障がい者からよく聞かれるんですが、私はどこに避難すればいいんですかと聞かれるんです。そのあたりは、今から名簿をつくって、その中で言っていくだろうと思うんですが、どこに行きなさいとか、福祉避難所に行きなさいと言われても、どこの福祉避難所に行っていいのかとか、そういうのはきちっとつくらなければいけないと思うんです。だから今度、名簿ができたときに、その名簿を活用してのシミュレーションですね、やっぱりきちっとするべきだと思うんですが、そのあたりのお考えをお伺いします。 ◎脇村一也健康福祉部長 いろいろな形での支援のあり方というものもあると思いますし、名簿を活用してどのように行っていくのかというシミュレーションもありますけれども、まだシミュレーション等についても今後の課題ということでございます。 ◆福本誠作議員 そういう障がい者の方々からそういうことを聞かれたとき、私たちとしてはどんなふうに答えればいいのか、それはちょっと悩むんです。一応福祉避難所に行ってくださいとかいう話はするんですが、どこに行けばいいんだろうかねとかいう話になるときに、やっぱり答えに困る。福祉避難所であっても、きっちり何名を受け入れますよとかいうのもない、5名程度かなという感じの答えだった、前回聞いたときにですね。そういう状態であったら、そこがきちっとできないんです。そのあたりは早く整備されて、その人たちが安心して、もし何かあったときはどこに行けばいいよというのが安心してできるような体制づくりというのを、大変業務が多くて大変だと思いますが、できるだけそれはつくっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○淵上貞継議長 この際、しばらく休憩します。                             午後0時00分 休憩                             午後1時00分 開議 ○淵上貞継議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◎脇村一也健康福祉部長 福祉避難所の体制づくりということでございますけれども、福祉避難所は、場所の確保だけでなくて、福祉サービスを提供する人材、設備、器具等の確保も必要であります。これらの確保が可能である福祉事業所にお願いをすることになろうかと思いますので、ふやす努力をしていきたいと考えております。 ◆福本誠作議員 そうですね、支援が必要な方々が迷いなく受け入れられるような形をつくっていただきたいと思うんですが、まずは、数が足らないんですから、一旦は、普通の一般の避難所に避難していくべきだと思うんですが、今回、全国で40人の議員の超党派で、全国23都道府県、701自治体を調べてみました。その中で、避難者カードがつくってある地域が約50%ぐらい、宮崎は、26自治体のうち6自治体しかありませんでした。ただ、宮崎の場合は、その避難者カードに要支援の分の項目がないんです。一旦そういう避難所に全員入って、その中で、この人はどういう支援が必要なんだというのを、きちっとして見きわめられるような形をつくって、それから、重度の方から福祉避難所に送るという形をつくるべきじゃないかなと思っております。 それで、できましたら、全国を調べたときに、実際、要支援の項目がある自治体というのは本当に限られています。多い項目で20%、少なくなるとアレルギーなんかは11%しか項目がないし、外国人の項目等は5%とか、そんな形で全国でもきちっとしたものはありません。 特に宮崎は、調べた結果、本当におくれています。南海トラフが心配されている中で、こんな状況でいいのかなと不安になったんですけれども、実際、宮崎県自体も、これ、つくっていません。だから、ぜひ小林市が率先してそういう形をつくっていただいて、また、全国版のいい見本になるものは後でお渡しいたしますので、そんな形で避難者カードをぜひつくっていただきたいなと思いますので、お願いしておきます。 その支援の必要な人たちが、いっぱい安心して受け入れられる、実際、避難所は、みんなごった返してきますので、やっぱりきちっとした把握の仕方をされないと、支援がされないとか、できない、そこで命を落としていくという可能性がありますので、人に優しいまちですので、そういうところの配慮から入っていただきたいなと思っております。 それと、今回、熊本の震災の中で一番言われていたのが、やっぱりトイレの問題だそうです。避難所は、できれば洋式トイレでつくっていただきたいなということで、高齢者、それから女性の方も特にだったんですけれども、一番何が問題でしたかというあれに対して、やっぱりトイレが問題だったという話ですので、そういうところの整備も早目にしていただきたいなと思うんですが、そのあたりいかがでしょうか。 ◎永野信二総合政策部長 今までの議会の中でも、そのような御指摘はたくさんいただいていまして、今、議員もおっしゃったとおり、トイレが一番困るということで、水の問題もそうなんですけれども、そういうことですので、私どももその避難所がどういう状況にあるか、そのトイレの整備とかそういうことは、今後も、予算の面も含めて十分検討させていただきたいと思います。 ◆福本誠作議員 ぜひ、そうしてください。 それと、もう一つ提案なんですが、さっき、きちっとした避難者カードをつくっていただきたいなというのがあったんですが、できれば、それをもう各家庭に配布して、例えば、半年に1回ぐらいそれを見直しする。それを避難のときに持ち出すバッグをみんなにつくってもらって、その中にカードを入れておってもらって、半年に1回それを確認することによって防災意識というのを忘れさせないようにするというのを、市民全体にそれを投げかけて、それが習慣づくことによって、黙っておっても避難のときにこれを持って出るんだよ、その食べ物についても、非常食は賞味期限が切れていないとか、そういうのにつながってくる。やっぱり、それが、だんだんみんなに当たり前になってくることによって充実してくると思いますので、ぜひ、そういうのも提案していただきたい、進めていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎永野信二総合政策部長 ふだんからの備えということですので、10月だったと思いますけれども、県のほうも、ふだんからの備えということで備蓄を各全世帯に配布という形でさせていただきましたけれども、今回御提案いただいている避難者カードについても、そのときというよりも、どんな情報を持っておけばいいのか、例えば、障がい者の方々も、特にストーマとかというのも、ふだんから備えておいていただけると、いざというときに困らないと思いますので、そういう両面から、その普及は図っていきたいと思います。 ◆福本誠作議員 安心・安全のまちと宣言していますので、できれば、そういうところから、宮崎県全体を引っ張っていくような形の取り組みをしていただくことが大切なのかなと思いますので、ぜひ、そっちの方向でよろしくお願いしたいと思うんですが、市長、いかがでしょうか。 ◎肥後正弘市長 今、議員が仰せのとおりであると思っています。 要支援者と、それから、支援する側のつなぎ役というのもぜひ必要になってきます。ですから、その要支援者を誰が支援するのか、これが自助・共助の段階で出てくるのかなと思っています。 その前の、今カードとかいろんな問題でありますが、これは、ぜひやっていきたいなと思っています。 ◆福本誠作議員 ぜひ、よろしくお願いします。 先ほども言いましたけれども、一番、いい見本になるやつをお渡ししますので、ぜひそれをつくっていただいて、全国の人たちがそれを、小林市のこれいいよねとまねされるような形をつくっていただきたいと思います。 それでは、避難所関係についてを終わります。 次、遠隔医療なんですが、遠隔医療は、後で下沖議員がしますので、一応、私は、市立病院の中でこれを導入することによって、例えば、救急なんかを受け入れられるんじゃないかなというのがあったんですが、法律、医療法というか医師法の中で、やっぱりそれが難しいというのがあるんですが、今後は、医師が足りないというのであれば、それが変わってくると思いますので、そのあたりは踏まえながら、できれば、それが変わった時点では、市立病院で、いち早くしていただきたい。 また、今の現状であったら、避難所のWi-Fiの整備をするということになっていますので、まずは、そういう避難所を使いながら地域の方が集まっていただいて健診なんかをすることによって、少しでも元気になるのかなと思いますので、ぜひそんな形の活用をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎永野信二総合政策部長 今回のWi-Fi網の整備ということで、私どもも、そういう基盤を整える、それは当然目的があってするわけなんですけれども、まず、ふだんからいざという防災面での発想もありますけれども、ふだんから使っていただかないとということで、そういう有効活用という意味からも、今おっしゃった、今回Wi-Fiの機能を設置する部分については、健康教室とかそのようなものを、今いろいろ検討しているさなかでございます。 ◆福本誠作議員 できれば有効に活用して、少しでも市民が安心する環境づくりというのをしていただきたいなと思います。今後も、それについては私たち会派としても、いろいろ勉強していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、農業振興なんですが、今回、農業振興公社を立ち上げるということなんですが、農業振興公社を持つ仕事というのはいろいろあります。その中で、相談しやすい体制づくりというのがまず1つ、それと、専門職というのをぜひ置いていただきたい。これは、つくるほうもですけれども、売るほうも、やっぱりそういう専門職は、自治体ではなかなか厳しいというお答えをずっともらっていますので、できればそういう形で、その中でつくっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎酒匂重成経済土木部長 新規就農者、農業後継者、またはUIJを中心とした移住者等を含めて、いわゆる相談窓口を一本化させるというのが必要ということで、その組織がその窓口の機能を果たすと理解しております。 また一方、専門職ということですが、どういった形の専門職ということになるかと思いますけれども、私は、新たな担い手というのを育成ということで、それを支援できる支援員という形でこの組織が携わっていくという専門職ではないかなと理解しております。 ◆福本誠作議員 この事業の概要の中で、6次化の支援とかそういうのも入っています。それで、この中を見ると、やっぱりそういうつくるほうの支援、それから、販売するほうの支援体制というか、専門員というのはつくるべきだと思いますので、それは、今後、また委員会の中でも御提案していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 すみません、時間がありません。最後になります。 八幡原市民総合センターのグラウンドの今の利用状況と今後の考え方について教えてください。 ◎上原利秋総務部長 今、貸し出しは全く行っていないところでありますが、今年度、グラウンドの整備工事費を予算計上しております。近いうちに工事を発注する予定にしております。 ◆福本誠作議員 ある方から、あのグラウンドを使ってドローンの講習会はできないんだろうかという話がありました。そのあたりも、また相談してみますということで言ってありますので、またそのあたりも詳しく相談を差し上げたいと思いますので、よろしくお願いします。 それともう一つ、体育館があるんですが、あの体育館の使い方について考え方をお聞かせください。 ◎上原利秋総務部長 これは、以前からあるように、県の耐震診断で耐震性がないという調査結果が出ております。将来的には撤去といいますか、取り壊しも視野に入れていくと考えておりますが、ほかの活用等あれば模索しなければいけないんですが、多額の費用がかかるんじゃないかと考えておりますので、もうしばらく時間の猶予をいただきたいと思います。 ◆福本誠作議員 最後になりますけれども、あのまましておいてもやっぱり危険だと思うんです。費用はかかるかもしれませんけれども、解体して、私は、そこに屋根だけの建物を建てて、雨天でグラウンドゴルフができるとか、もう一つは、北きりしま田舎物語推進協議会で、今、受け入れを市の体育館で行っています。あそこで行った場合に、体育館を使用している場合、駐車場が狭いんです。それと、出入りの交通量が多くて交通事故がちょっと心配なんですけれども、あの八幡原市民総合センターを使ってそういう受け入れができるようになると、物すごくいいなと思っているんですが、そのあたりも含めて、もし意見があればお聞かせいただいて、最後にしたいと思います。 ◎上原利秋総務部長 いろんな活用法を見出さなくてはいけませんので、市の公共施設等の管理計画に、これは多分、活用のほうに載っていないと思いますので、そこらあたりは、さまざまな団体、市の関係各課との調整を図りながら、何ができるのかを吟味したいと考えます。 ○淵上貞継議長 以上で、福本誠作議員の一般質問は終わります。 次に、吉藤洋子議員の発言を許します。 ◆吉藤洋子議員 小林市もイルミネーションが点灯され、いよいよ年末を感じるきょうこのごろですが、去る11月22日未明に福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震が発生いたしました。2011年の東日本大震災をほうふつさせ、しばらくテレビの前から動けずにおりました。 また、ことし4月に発生した熊本地震もいまだに沈静化を見せず、マグニチュード3クラスの地震が今でも発生しております。10月25日に、益城町に視察に行ってまいりましたが、依然として復興はままならず、道路は波打ち、倒壊した家屋も多数見受けられました。役場も大きな亀裂が生じ、議会もプレハブ棟で、6月開催予定が7月24日に1日だけ開催されたとのことでした。議員全員が災害復興特別委員となり、行政と住民との橋渡しをされているとのことで、地震直後は、自宅が全壊した職員も不眠不休で復興に当たり、煩雑な業務に追われ、手が回らず、物資の配達や仮設トイレの設置など、区長と議員とで行われたそうです。避難所を回ると市民の不満の罵声を浴びたこともあられたそうですが、後で胸のつかえがおりたと謝りに来られたそうです。それぞれの方が多くのストレスを抱え、まだまだ正常化にはほど遠い道のりを感じました。私たちも、いつ起こるかもしれない自然災害に、常々危機感を持って備えていかなければならないと痛感したところであります。 それでは、通告に従い質問させていただきます。 初めに、高齢者の運転免許自主返納について、お尋ねいたします。 高齢者による交通事故が多発しております。宮崎県交通安全対策本部長から21日に高齢者死亡事故多発警報が発令されました。小林市の取り組み、現状についてお聞かせください。また、これを受け、小林市の今後の対応をお聞かせください。 2番目の農家民泊のあり方については、質問席よりさせていただきます。 3番目の人口維持対策について、お尋ねいたします。 去る、7月19日から平成28年度の市民との意見交換会が開催されました。私も平成27年、28年と2回の意見交換会を経験させていただきましたが、2回ともに、結婚をしない若者が多い、行政で何とかしてほしいという意見をお聞きいたしました。都城市では、過去にテレビ番組を利用して婚活事業が行われており、来月、12月3日、4日にも、テレビ番組を利用された「恋来い恋活inみやこんじょ」というイベントが開催されます。小林市として、この出会いの支援についてどのようなお考えか、お聞かせください。 次に、同じように意見交換会の場で、働く場所がないから若者が出ていく、少子・高齢化の波が怒濤のように押し寄せる、子供の姿を見なくなったと言われます。雇用の確保のためには、誘致企業も大事ですが、時間がかかります。今ある企業を守り育てることこそが最短の解決策ではないでしょうか。その中には、えびの駐屯地も含まれます。平成30年に400名規模の転出が予想されています。それに見合った隊員の転入があるのでしょうか。ことしも、えびの駐屯地存続期成同盟会で各方面に陳情に行かれましたが、どういう内容であったかお聞かせください。 また、ことしに誘致されたコールセンターには多くの希望者が殺到したとお聞きしております。今の若者が働きたい職種と、雇用を希望する職場には格差が出ております。若者のニーズをしっかり把握し、てなんど小林総合戦略にも盛り込んでありますように、小林市に安定した雇用をつくっていかなければなりません。小林市の今後の計画をお聞かせください。 以上で、壇上からの質問を終わります。 ◎肥後正弘市長 それでは、お答えさせていただきます。 まず、高齢者運転免許自主返納についてでございます。 近年、全国各地で高齢者の運転による交通事故が相次ぎ、社会問題となっております。これを受けまして、来年3月には、道路交通法改正によりまして、75歳以上の方が一定の違反行為をした場合、臨時認知機能検査を受けなければならなくなるなど、対策が強化されることとなっております。 返納の希望というのは大変いらっしゃるわけですが、ただしかしながら、地方においては交通機関が十分でないということがやっぱりネックになっております。自家用車は、本当に生活上不可欠な状況であるのも事実でございます。今後、公共交通のあり方など、あらゆる角度からの対応が求められていると認識しておりますので、いろんな対策を講じていかなければいけないと思っております。今後の取り組み等については、部長より答弁をさせていただきます。 それから、婚活についてですが、これは、部長より答弁させていただきたいと思います。 次に、雇用の問題で、えびの駐屯地の問題でございます。 えびの駐屯地、近隣自治体の首長、議長を中心としました存続期成同盟会で年に2回、防衛省と西部方面総監部、これ、増員、増強について要望活動を実施しているところでございます。 本年度は8月4日に、西部方面総監部と第8師団に、また、8月31日から9月1日にかけまして、防衛省及び関係国会議員に要望活動を行いました。この要望活動により、少なからず、隊員数が何とか今、現状維持できている状況にあると思っております。周辺地域の安心・安全の確保や定住人口の維持にもつながっているんだなと思っています。何とか増員をということで要望を重ねておりますが、なかなか難しい状況だと思っています。 一方で、平成25年12月に閣議決定されました防衛大綱の中の中期防衛計画では、陸上自衛隊の改編がうたわれております。えびの駐屯地のさらなる削減、これも懸念されておりますので、どうしても継続して防衛省などへの要望をしっかりとやっていかなければいけないなと思っているところでございます。陳情書の内容につきましては、会長がえびの市長でありますので、取りまとめはえびの市で行われますので、要望活動の場において各首長や議長の意見が聞かれます。その口頭の場でいろんな地域実情、そういうことについては要望を行っていきたいと思っているところでございます。 次に、安定した雇用をつくっていかなければならないという問題につきましては、総合計画との関連がありますので、部長より答弁をさせていただきます。 ◎永野信二総合政策部長 それでは、1つ目の高齢者の運転免許自主返納の件について、お答えいたします。 現在、小林警察署で返納の数というのをお聞きしたんですけれども、これは暦年、年度ではなくて年です。平成24年が78人、25年が85人、26年が94人、27年が115人、そして、ことし11月22日までですけれども123人ということで、確実にふえてきている、そして、今回のようないろんな事故等で報道もあっているというところでございます。 小林市の取り組みといいますか、返納された場合の特典ですけれども、これについては、市でやっているのが、コミュニティバスと福祉バスの割引券を1年分ですけれども贈呈したりしております。それから、市内の事業所において、温泉の入浴券とか食事の割引、そのようなものも取り組んでいただいているようでございます。 今後ですけれども、先ほど市長の答弁にもありましたように、免許を返納されると通常の生活、交通手段が途絶えてしまいますので、そのことによって買い物に困ったりとか、それから、通院とかいろんな部分に支障が出てまいりますので、そういう交通対策、生活支援という部分で総合的にいろいろ検討していきたいと考えております。 それから、出会いの支援のところですけれども、市のほうでは、ストレートではないんですけれども、例えば、総合計画策定時において若い人たちにワークショップに参加いただいて、その夜、懇親会をして、そういう設定にならないかとか、いろいろ取り組みはしているんですけれども、ほかにも民間の皆様で、そういう婚活パーティーとかをしていただいていると聞いております。ただ、今後のことで申し上げますと、意見交換会の中でも頻繁に出てくるということで、そういう声が強いんだと思いますけれども、これを直接市がやるか、民間の方々と協力してやるか、もしくは民間の方々がやる部分を支援するかということが方法あると思うんですけれども、市としましては、一緒にやるか、それぞれの取り組み、市がやるとかたくなったりとかという部分もございますので、そういう、より柔軟に取り組みができるという趣旨からいきますと、民間の方々を積極的に支援する方向が、私どもがやっていく道ではないかなと考えております。 ◎酒匂重成経済土木部長 3番の、人口維持対策の(2)、特に若者の雇用ということの内容でございます。 企業誘致による雇用の創出はもちろん重要であるわけですが、地元の企業に対する支援を強化していくということもあわせて重要であると認識しているものであります。 現在、宮崎労働局と雇用に対する課題を共有し、課題克服に向けた総合的な雇用施策を実現するために雇用対策協定を結びたいということから、その協議を行っているところであります。その中で、誘致企業、また、地場企業に対する支援等についてもいろいろ検討しておりますし、若者の雇用についてもいろんな施策目標を立て、今、その施策について協議を進めているところでございます。 ◆吉藤洋子議員 それでは、順を追って質問させていただきます。 高齢者によるアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故は以前よりありましたが、近年、特にことしになりまして悲惨な事故が相次いでおります。 10月28日に、87歳の高齢者の運転する車が集団登校中の児童の列に突っ込み、小学校1年生の子供が亡くなりました。くしくも、1年前の10月28日、宮崎市では歩道を軽乗用車が暴走し、66歳の女性が理不尽にも命を奪われております。 車社会の高齢化に伴い、県内の交通事故の死者数に占める65歳以上の割合が76.5%と、全国でもワースト1位であると新聞報道にありました。また、県内だけでも、10月22日から11月17日の間に6件の高齢者の絡む交通事故が発生したことから、高齢者死亡事故多発警報が発令されております。このほかにも、運転中に意識がなくなり車が横転したとか、また、感覚がつかめず脱輪したなどという公にならない事故もたくさんあります。このようなことを踏まえまして、自主的に運転免許証の返納をされる方も県内ではふえ、ことしの返納は9月末現在で1,972件となり、過去最高だった昨年同期を大幅に上回っております。 小林市の昨年度の返納者数は、先ほど部長からお聞きしましたので、75歳以上で運転免許証の更新をされておられる方が何名ほどおられるか、おわかりでしたら教えてください。 ◎永野信二総合政策部長 免許更新というのは3年に1回ですので、更新というところでは、数をお聞きしたんですけれども、回答はありませんでした。ただ、ことし10月末の75歳以上の免許保有者数は男性2,369人、女性1,649人、合計4,018人という情報はいただきました。 ◆吉藤洋子議員 4,018名の方が、実際、高齢者として運転免許証を持っていらっしゃるわけですが、この中にも、やはり自分が認知であるとか、夜間の視野が狭くなっているとか、そういうのをつかめずに更新されている方もあるかと思います。そのときに、社会問題になりました、昨今24日にテレビで報道がありましたが、西米良村では、返納者に14万4,000円のタクシー券を送られたそうです。小林市では、コミュニティバス、福祉バスの割引券、それから温泉、食事の割引券とおっしゃいましたが、西米良村のようなタクシー券を送るとか、そういう施策は考えておられませんか。 ◎永野信二総合政策部長 正直申し上げて、この記事には我々もびっくりしたんですけれども、今までいろんな返納の制度で、特典という形で、この10分の1ぐらいはどこの自治体もいろいろされている部分はあるんですが、飛び抜けて大きい。それは、地域の実情もおありなんでしょうし、西米良村から通院の距離が長いとかということも記事には書いてありましたので、そういう事情があると思うんですけれども、小林市の場合では、先ほども申し上げましたけれども、ほかの交通手段とかもございますので、総合的に考えて、特典であったとしても1年限りですので、その後の生活をどうするのかという問題もございますので、総合的に私どもはいろんな角度から考えていきたいと思っております。 ◆吉藤洋子議員 それでは、今後の取り組みについて、お尋ねいたします。 高齢者の方々が免許証の返納を意識されるのは、こういう大きな事故があったときだと思いますが、免許証がなくなったら、まず、病院や買い物をどうしようという迷いがあると思います。例えば、買い物の支援ですが、エーコープみやざきが延岡市で移動販売「いきいきGO」の導入を始められました。予定を大幅に上回る180人が利用登録され、12月からは車両を2台体制にされるということです。 小林市でも、このような民間と協力された事業は、これから先必要になってくると思いますが、いかがでしょうか。 ◎永野信二総合政策部長 生活の面で、買い物とか通院とかいろいろあるということなんですけれども、少なくとも買い物の件については、そういう移動販売、以前、今も須木地区でもやっていますかね。      (何事か発言する者あり。) 宅配サービスとかやっていますし、市内では、何人かになれば生協がされていたりとかというのはありますけれども、そのようなものを、生活される高齢者の視点で何が必要かというところから、いろいろ検討はさせていただきたいと思います。 ◆吉藤洋子議員 もう一つ考えますのが、市内にいっぱい旗が立っていますよね。「こけこんね」とか、「あいがとぐわした」とかそういう旗が立っています。電話注文で商品を配達しますよという店舗の紹介を市のほうで行っていただいたり、配達しますよという旗を立てていただくということは考えられませんか。お尋ねいたします。 ◎永野信二総合政策部長 そういうことを実施されている全ての事業所を把握しているわけではございませんので、その件については、先ほど申し上げましたように、そういうことをやっているという取り組みを広げるといいますか、そういうことを高齢者の方々に理解いただいて、そういうこともできるという意味からは有効だと思いますけれども、ただ、それを実施していくかどうかは、まだ今のところは考えておりませんが、今後、十分検討させていただきたいと思います。 ◆吉藤洋子議員 それでは、交通手段としてコミュニティバスが運行されておりますが、本年度、交通網形成計画があると聞いております。小林市における公共交通網、これはちょっと古いですけれども、平成24年度に一部路線を変更され、沿線にある大型店舗との提携を検討中とあります。これは今、どのようになっておりますでしょうか。 ◎永野信二総合政策部長 現在、大型店舗という意味ではサンキューのところは乗り入れをさせていただいています。 ◆吉藤洋子議員 わかりました。 利用実績を見ますと、平成19年度からが1万3,806人、平成23年から24年度になりますと年間2万6,800人の方が利用されております。これから高齢化に伴い、免許証の返納をされる方もふえてくるわけですから、市立病院に行くようなコース、これが平成28年度の5月1日のダイヤ改正の部分で市立病院まで行くというのがないんです。だから、市立病院まで行くようなコースをつくっていただけたらいいかと思いますが。 ◎永野信二総合政策部長 三松循環線に、市内を巡回するやつなんですけれども、そのところで市立病院の乗り入れはやっております。 ◆吉藤洋子議員 ということは、その三松循環線に、例えば、西小林から来られた方は乗りかえてということでしょうか。 ◎永野信二総合政策部長 はい、おっしゃるとおりで、ただ、三松循環線に限っては、そういう乗り継ぎの面もございますので、通常200円のところを100円で乗り継ぎしやすいようには工夫をしております。 ◆吉藤洋子議員 やっぱり、西小林とか、私おります北西2区、永久津方面からコミュニティバスに乗ったときに、1回また乗りかえて市立病院まで行く、また帰りは乗りかえて帰る。若い方たちなら大丈夫だと思うんですが、高齢者の方たちには、本当に乗りかえということだけでも大変だと思いますので、どこで乗りかえたらいいかわからないという方もおられますので、できましたら、各路線に、最終的に市立病院に来て、市立病院から帰るようなコースも必要ではないかと思います。 それで、対策としまして、熊本県玉名市で、後づけ可能な踏み込みが1つのワンペダルが、今メディアに取り上げられております。これは、高齢者ばかりでなく障がいのある方などにも有効とされ、平均20万円ほどの価格がするそうですが、自治体が助成していただければ十二、三万円になると聞いております。小林市であっせんされるというお気持ちはありませんでしょうか。 ◎永野信二総合政策部長 このワンペダルは、私も最近、この間のお話で承知しまして、ちょっと調べさせていただきましたけれども、20万円前後かかるということで、障がい者の方々の自動車改造という部分では対応になるのかもしれないんですけれども、今回でいう高齢者の部分では制度がございません。ですので、ペダルを改造されるという御意向がどの程度あるのか、金額も大きいですので、仮に、市が半分助成するとしても10万円負担が必要になります。そういう部分も含めて、私も今回承知しましたので、十分、研究検討させていただきたいと思います。 ◆吉藤洋子議員 よろしくお願いいたします。 言うまでもありませんが、交通事故は被害者にも加害者にも、そして、家族にまで迷惑をかけ、人生を暗転させます。日常生活は不便になりますが、事故を起こさないことが最優先です。県内の運転免許センターには看護師の資格を持つ運転適性相談員がおられるそうですけれども、各地の警察署で更新されると、不安があったとしても更新してしまわれるかもしれません。75歳以上で免許更新をされた方などを中心に、県警のシミュレーションで運転能力や夜間の視力などを判定できる交通安全教育車セーフティフェニックス号です。お手元に配付しておりますが、セーフティフェニックス号などを活用すると、注意喚起にもなり、自主的な免許返納につながると思いますが、いかがでしょうか。 ◎永野信二総合政策部長 このセーフティフェニックス号という資料を見させていただきましたけれども、御自分がどの程度、今、運転能力があるのかということをいろいろ試していく上ではいい認識の機会になると思いますし、今、お話をお聞きしているのが、バーチャルでといいますか、現実ではなくて仮想空間の中でそういうシミュレーションができるものも開発されているようであります。ただ、それ、まだ開発されたばかりですので、私どもも、そういうこともひっくるめて高齢者の方々が不安に感じていらっしゃること等を、高齢者の包括支援センターとかというところも相談の窓口になっておりますので、ふだんからそういう相談も受けながら、いろんな高齢者の方々の不安解消なり、そういう情報提供をやっていきたいと思っております。 ◆吉藤洋子議員 ここに、鹿児島県の新聞記事があります。少し読ませていただきます。 家族が認知症と判断された。説得するものの本人が抵抗を示す。介護をする家族は苦悩を深める。鍵は預かっていますと70代の母親から車の鍵を取り上げ、いつも置いていた場所にメモを残した。母親は、アルツハイマー型認知症。鍵の返却をめぐり、親子間で激しい口論が続いている。何度話し合っても、40年間無事故だったから自分は大丈夫の一点張り。車を手放せない理由を母親は不便だからと話す。本人が車の必要性を感じないような生活を送らせるしかないということで、女性は週3回、母親のもとを訪れ、買い物などに連れていく。本人が気持ちよく返納の意思を固められる方法はないのか、女性は有効な打開策を見出せていない。 それから、これは宮崎県の記事ですが、宮崎市の主婦は78歳の方です。更新期を控えた今月下旬、運転免許証を返納した。それは、昨年発生した10月28日の高千穂通り暴走事故に遭遇したからである。もし同じような事故を起こしたら、被害者はもちろん家族にも迷惑をかけてしまう。現在は、市内に住む次女が週2回、買い物や夫の墓参りに連れていってくれる。娘も安心した様子だったとあります。 このセーフティフェニックス号というのは昨年導入されましたけれども、4,100人の方が利用されまして、運転に必要な認知や判断、操作に係る自分の能力を正しく認識させてくれます。家族ではない他人が判断することにより、納得して自主返納につながることもあると思います。ぜひ、小林市でも運転免許高齢者講習時に来て、自分の車をどこに置いたかわからないということもあるそうです。この講習時に利用されたらいいのではないかと思っております。先ほど、部長がおっしゃられました、バーチャルでシミュレーションを行うようなこともひっくるめまして、ぜひ、家族も説得しますが、こういう新しい技術を利用して自主返納に結びつくようにつなげていただければありがたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、2番目の農家民泊のあり方について、お尋ねをいたします。 11月3日に開催されましたまちづくり講演会で、能登町の多田喜一郎先生が「きっとみつかるはず…それぞれの探しもの『若者が帰ってくる農村の再生を目指して』」と題して講演をされましたが、本当に生き生きと1時間半があっという間で、聞き入ってしまいました。講演会の後、皆さんと話をさせていただきますと、皆さんそれぞれに問題を抱えておられるようでありました。まず、受け入れ農家の高齢化が進み、新規開拓ができないということです。もう一点は、市町村関連交付金が今年度で終わってしまう不安をお持ちでした。自立を目指しておられますが、2名の雇用を伴っているために、どうしても平成29年度からも財政的支援を続けてほしいということです。この2点に関して、市としてどういうお考えか、お聞かせください。 ◎酒匂重成経済土木部長 農家民泊のあり方ということで、今、2点御質問いただきました。 まず、農家の高齢化についてでありますが、現在、北きりしま田舎物語推進協議会でございますけれども、受け入れ農家が小林市、えびの市、高原町で、実質的な受け入れ件数が約60件であると聞いております。御指摘のとおり、受け入れ農家の年齢層は高齢の方が多く占めておりまして、将来的には非常に運営が厳しくなっていくのではないかなと懸念されているところであります。 課題としては、今、御指摘のとおりでありまして、若い世代の受け入れ農家の拡大に向けた一層の取り組みが必要と認識しているところでありますけれども、それぞれ家庭における、子育て世代であるとか、受け入れ環境の整備というものが必要になってくることが挙げられます。そういったこともあって、なかなか件数を伸ばすことが難しいところでありまして、有効な解決策というのが見出せない状況でありまして、非常に重い課題ということで認識しているところでございます。 次に、協議会への支援ということでございますが、現在、県の支援の交付金としては、平成26年度から今年度まで3カ年の支援を受けているものであります。来年度の、3市町としての行政としての支援体制でありますけれども、引き続き支援を実施するということを基本に検討しておりますが、どのような手法で、どのような方法で支援できるかということを県なり、コンベンション協会なり、3市町と協議を進めているところであります。 ◆吉藤洋子議員 どのような方法で支援ができるかということで、協議を始められていらっしゃるということですが、今年度の支援が終わるまでには結果が出るのでしょうか。 ◎酒匂重成経済土木部長 それが、財政支援であれば、来年の予算に当然計上することになりますので、それまでには答えが出ると理解しております。 ◆吉藤洋子議員 はい、わかりました。ありがとうございます。 もう一、二点伺います。北きりしま田舎物語推進協議会の事務所に専門的なノウハウを持った人材を1人、市のほうから派遣してほしいという要望があります。例えば、商工観光課から専門的なノウハウを持った方が1人来てくださると、うまく展開ができるようになるんじゃないかなとおっしゃっております。先ほども市長が言われましたように、社団法人をつくるということでしたので、そのためにも市と連携をしてやっていくのが一番いいんではないかと思います。 また、地域おこし協力隊で、こちらに移住されていらっしゃる方たちがおられますけれども、農家民泊の受け入れ農家になりたいと言っていらっしゃるんですが、これは、受け入れ農家になれないということになっているそうなんですが、それはなぜなんでしょうか。 ◎酒匂重成経済土木部長 まず、第1点目の専門性を持った人材の派遣については、この協議会から、以前から要望を受けておりますけれども、なかなかそれについても市の職員も減少といいますか、いろんな形で合理化が進んでおりますので、そのあたりについては、そうできるとかできないとかも含めて、今後の検討課題と理解しております。 次に、農家民泊を始める上で、いわゆる農家民泊ですので、耕作面積が、ちょっと資料を持っていますけれども、多分10アールだったと思うんですけれども、農地は10アール以上で、農家でないとできないという規定がございますので、それで、この農家民泊としては登録できないというものであります。 ◆吉藤洋子議員 はい、わかりました。 なりたいとおっしゃっている方がいらっしゃるということは、すごくありがたいことだと思うんです。なかなか受け入れ農家がふえない中で、なりたいとおっしゃってくださっているわけですから、この10アールの耕作面積の土地を市として何とかしてあげるという方法はないんでしょうか。 ◎酒匂重成経済土木部長 これは、農地取得にかかわる、農地の耕作にかかわることで、基本的には農家として農家台帳に登録されるのは50アールだったと思いますけれども、そういう耕地面積がないと農家としては農家に登録されないというのがございます。 それで、10アールにそれが該当するのかというのは、少し私の専門外なんですけれども、UIJターンで市に移住してきた場合は、10アール以上の取得から農家として認定できるという、規定が緩和されたということで聞いておりますけれども、現在住んでいる方が10アールを取得して農家として認められるかというのは、今後の課題だと理解しております。 ◆吉藤洋子議員 わかりました。 先ほどの専門的なノウハウを持たれた方を派遣してほしいということでしたが、今後の検討課題とおっしゃいますが、これは、近い将来めどが立つものか立たないものか、教えてください。 ◎酒匂重成経済土木部長 それについては、数年前から要望が出ていますけれども、現在、まだまだ答えが出ないということは、なかなか非常に重い課題と理解しております。 ◆吉藤洋子議員 小林市も体験型農家民泊を推奨されております。ぜひ、皆さん自分の家業をされながら受け入れをされているわけですから、専門的に旅行会社と交渉したり、傷害保険、いろんなそういう保険関係もあります。専門的な方を1人欲しいとおっしゃっているわけですので、ぜひ、重要課題ではあると思いますが、お考えいただきますようにお願いいたします。 次に、利用料金について、お尋ねいたします。 今、お一人1泊1万260円をお客様からいただかれまして、旅行会社に10%、それから、傷害保険などお支払いの後に6,000円を受け入れ農家に支払われております。経済的な魅力があるとは思えないと言われます。また、受け入れをするとなりますと、前日から準備に取りかかられ、当日お迎えをし、翌日送られてから、また片づけに入ると丸3日間を費やすことになります。これでは、受け入れ農家がふえないはずだと言われます。 えびの市では、修学旅行生を中心とした農家民泊支援事業について、誘致活動の強化に取り組むことを確認した上で、受け入れ農家に対して施設改修の補助を行ってほしいなどとの要望が出されております。小林市としましても、体験型観光農家民泊を推奨されているわけですから、何らかの形で受け入れ農家への支援は考えられないものかどうか、お尋ねいたします。 ◎酒匂重成経済土木部長 ただいま御指摘ございましたとおり、受け入れ農家としては、いわゆる受け入れのための報酬というんでしょうか、そういったものが非常に高額になると、受け入れ農家の拡大もやりやすくなるという部分はあると思いますが、一方では、その料金を上げたことによって、このような修学旅行生等々も、そのあたりで、なかなかうまくいかない部分も発生するのではないかなと理解しております。どういった形で、支援と言われましたけれども、収入の支援になるのか、財政的な支援なのか、人的な支援なのか、いろんなことが考えられますので、総合的にいろいろ検討させていただきたいと思います。 ◆吉藤洋子議員 例えば、人的な支援、経済的な支援といろいろありますけれども、えびの市で要望が出されております、受け入れ農家に対して施設改修のための支援、そういうこともできると思うんです。それから、経済的な支援ですね。3日費やして、基本的にお一人からいただく1万260円というのは変更できないと思うんですが、受け入れ農家のほうに入る報酬を市のほうとしてお一人につき500円なり1,000円なりの助成というのはできないものかどうかお尋ねいたします。 ◎酒匂重成経済土木部長 今、具体的に1戸当たり500円なりのプラスという御質問でしたので、財政的な支援なのか、施設の改修に当たっての支援なのか、人的支援なのか、小林市独自ということもなかなか難しいと思いますので、この3市町でいろいろ協議させていただきたいと思います。 ◆吉藤洋子議員 はい、わかりました。ぜひ、この西諸でお話し合いをされて、農家民泊の受け入れ農家が1軒でもふえるように支援をお願いしたいと思います。来年度から私も参加させていただきたいと思っております。 続きまして、3番目に人口対策について、お尋ねいたします。 7月19日から開催されました市民との意見交換会で、先ほども述べましたように、出会いの支援を行政でも行ってほしいという御意見をことしもお聞きいたしました。また、きのうも雨の中、高齢の御夫婦が、息子に嫁を探してほしいと私の自宅まで来られました。意見交換会ばかりでなく、多くの場所でそういうことを言われます。6月議会で、旧野尻町の教育委員会主催で取り組まれておりましたトリプルあい事業や霧島連山絶景ウオークのポスターに、婚活の案内を入れられないものかどうかと申し上げましたが、御検討いただいたでしょうか。お尋ねいたします。 ◎永野信二総合政策部長 婚活の話ですけれども、今回、ツーデーマーチのほうでは計画はないんですけれども、絶景マラソンのほうでマッチングランという形で、今、実行委員会で検討をいただいているようです。ツーデーマーチのほうは、参加される年齢層の問題もあると思いますけれども、やっぱりマラソン大会のほうは若い方々も参加されるということですので、実行委員会のほうでそこは検討されていると思います。 ◆吉藤洋子議員 マラソン大会のほうで婚活が組まれているということで理解してよろしいのでしょうか。 ◎永野信二総合政策部長 ストレートに婚活ということではなくて、マッチングランという形の中で、今、私がお聞きしている範囲では、ゼッケンとかでそういうのがわかるような仕組みで、終わった後の抽せん会も別にされるということが検討されているということでございます。 ◆吉藤洋子議員 先ほども申しましたように、きのう雨の中、本当に高齢の御夫婦が自宅まで来られるんです。息子に嫁を探してくれと来られます。私一人の力ではどうもできません。市の力をかりないと本当にどうもできないんです。それで、けさほど高野議員の質問に、こばやし霧島連山絶景マラソンの冊子をつくりますかという質問の中に、つくりますということがありました。つくりますとおっしゃるということは、今からつくられるということでしょうか。もうできたのでしょうか。お尋ねいたします。 ○淵上貞継議長 この際、10分程度休憩いたします。                             午後2時00分 休憩                             午後2時08分 開議 ○淵上貞継議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの吉藤議員の一般質問における発言について訂正の申し出がありますので許可します。 ◎酒匂重成経済土木部長 失礼しました。先ほどの農家民泊で、若干訂正をさせていただきます。 まず、農家民泊でのいわゆる農家の定義でございますが、先ほど10アール以上の耕作と言いましたけれども、この10アール以上の耕作と、または一定額--額はちょっと今手元にありませんけれども、一定額以上の農畜産物の販売が必要と、どちらかが該当するというのが農家の定義であります。 あわせて農地の取得でも1点訂正をお願いします。 新たに農地を取得する場合、これは所有であったり耕作権であったりするわけですけれども、これは50アール以上ないと新たな農地の取得はできないというものでございます。新たな農家として50アール以上ないと、取得なり耕作権がないとできないというものでありまして、特例として、先ほど移住者は10アール以上は緩和されたと言いましたけれども、これが間違っておりまして、市がやっています空き家バンクに付随している土地については、1アール以上の農地が付随していてもこれは認められるという……      (何事か発言する者あり。) 空き家バンクに附属している土地については、1アールでもこれは認められると、特例だそうでございます。 以上でございます。失礼しました。 ○淵上貞継議長 ただいまの訂正発言のとおりであります。御了承願います。 ◎永野信二総合政策部長 絶景マラソンのパンフレット作成については、今後作成するということなんですけれども、一般的にその参加者の名簿とかそういう感じでつくっていらっしゃるようですけれども、それは大会以前に申し込みを見てつくるということになると思います。
    ◆吉藤洋子議員 今からつくられるのでありましたら、「小林に嫁にこんね」ぐらいの文章はいれていただきたいと思っております。 それでは、10月に福井県の2市が近畿圏で住みよさランキング上位に入り、女性の就業率が高く共働き世帯が多い、待機児童もいないため子育てしやすい環境であるということで、市民厚生委員会で視察に参りましたが、特に勝山市では、福祉・児童課内にある福祉健康センター「すこやか」内に結婚相談室を開設しておられます。また、市内に10人の結婚推進委員を置かれております。 他市の坂井市、越前市などとの交流も深められ、それなりの結果が出ているということです。小林市でも、総合戦略の中に出会いの支援をうたってあります。どのような形でこれを実行していかれるのかお聞かせください。 ◎永野信二総合政策部長 結婚相談事業については、県のほうがそのサポートセンターというのを設置しておりまして、あす11月29日には出張相談会もする、予約制だと聞いていますけれども、そういうのもあるということではございます。 ただ、県の相談所になりますと、小林市から宮崎市に結婚して出られる方もいらっしゃるかもしれませんので、それだけに頼っていてはいけませんので、小林市独自でやっぱりそのようないろんなお声が多数寄せられているということであれば、私どもも、結婚というのは選択の1つですから、もちろん強制するものでもありませんので、そういうことも十分配慮しながらしっかり検討はさせていただきたいと思います。 ◆吉藤洋子議員 ここに、福井県坂井市の人口ビジョンというのがあります。30歳未満の女性の有配偶率が高いほど合計特殊出生率が高い傾向にあり、また財政能力指数が高いほど合計特殊出生率が高い傾向にあるとあります。これは結婚があってこその出産であり、合計特殊出生率の向上につながっていくわけであります。当たり前のことが書かれているわけですが、この当たり前のことが時代の流れとともに変わってきました。その流れをとめてほしい、市に力をかしてほしいと多くの方が言われております。その点に関してはどうお考えになりますでしょうか。 ◎永野信二総合政策部長 今回、誘致企業でコールセンターが設置されましたけれども、女性の方が多く働く場所でございます。まず、結婚には当然所得の問題も大きくかかわってまいりますので、そういう働くこと、それから子育ての環境、もちろん出会いの支援、そういうものを総合的に力を入れていかないと、やっぱり消滅可能性都市として出産期にある年齢の女性が少なければ、それが当然合計特殊出生率にも反映しますけれども、生まれてくる子供の数が減っていきますので、むしろ特殊出生率よりも、その実際生まれてくる子供の数を確保していかないといけませんので、そういう意味で今申し上げましたように、総合的にやっぱり考えていかないといけない、しかもしっかり力を入れてやっていかないといけないものだと認識しております。 ◆吉藤洋子議員 ぜひ、小林市でも力を入れて出会いの支援をしていただきますようにお願いいたします。 次に、若者の雇用確保について、お尋ねをいたします。 先ほども申しましたけれども、えびの駐屯地の隊員数は、この西諸に経済的にも人口的にも大きな影響を与えます。えびの市の人口ビジョンでは、2060年、市の人口は1万人を下回ると推測されております。小林市も同じく、2060年2万5,815人という推計が出されております。アメリカの大統領はトランプ氏になりました。基本方針は、自国の防衛は自国でと政府も言われます。政府もおのずと防衛費の枠を広げ、人員もふえてくるのではありませんか。隊員が、南へ南へと防衛に回されます。南に危機感があるのでしょう、えびの駐屯地は今の倍の隊員が常駐できます。人員の枠があれば、過去にこの西諸から自衛官として巣立っていかれた方々が40代、50代になって帰ってこられます。枠がなければ都城市へ、国分へと行くしかありません。これこそが、今ある企業を守り育て、若者の雇用の場も確保でき、いずれはUターンに結びつき、人口維持につながると思いますがいかがでしょうか。 ◎肥後正弘市長 今、議員がおっしゃるとおりだと思っています。 要望活動をずっと毎年、もうこの前で何回だったですかね、ずっとやっております。800人いた隊員が今減っていると、半分になったという状況でございますので、それでもとに返してくれと、増員してくれということでずっとお願いをしていっておりますが、なかなか今、防衛費の中で増員という言葉が出てこない。増強はありまして、機器の高度化等がありまして、そっちのほうに向いていると。逆に言うと、自衛隊の隊員は縮小・削減の方向にあると聞いています。 その中で、今回行った中で、ひょっとするとまあ増員、わずかですが増員になるかなという話が一部で出ました。出た中で、その夜の懇親会、非常に盛り上がったんですね。少しでもいいと、初めて聞いたという喜びがあったわけでございます。何としてもこれは続けて要望活動をしていかないと、なかなか難しいと思っていますので、今後の隊の編成によっては、本当に危機感があるということをしっかり持って対応してまいりたいと思っております。 ◆吉藤洋子議員 継続は力なりと申します。ぜひぜひ続けて要望活動をしていただきたいと思います。 それでは、若者の採用・育成に積極的で雇用管理が優良な中小企業を厚生労働省が認定するユースエール認定企業というものがありますが、こういう企業を発掘されまして、市の広報紙などで紹介されるというお考えはありませんでしょうか。 ◎酒匂重成経済土木部長 先ほど、厚生労働省の例が出ましたけれども、宮崎県には「くるみん」といいまして、ちょっと説明がしづらいんですけれども、赤ちゃんをくるんだ形という「くるみん」ということで、子育てに理解のある企業という認定制度があるそうであります。 今回、先ほども紹介いたしました雇用対策協定の中で、そういったものも含めていろいろな形で労働局、また市、協働、いろいろな形でそういったものをしていくことを今目標に上げているものであります。 ◆吉藤洋子議員 ぜひよろしくお願いいたします。私が子供のころは、しっかり勉強して都会に出て立派になれと育てられましたが、今は1人でも多くの子供たちに地元に残ってもらい、この中山間地域を支えてもらわなければなりません。カット野菜が売れ、ペットボトルのお茶が売れます。水をつくる会社が従業員の募集をしても1人も来ないと嘆いておられます。建設業も人手不足です。コールセンターには応募が殺到したと聞いております。時代は確実に変化しております。IT企業など、若者のニーズを把握し、1人でも多くの子供たちが地元で働けるような企業の発掘をお願いいたします。 最後になりますが、先ほどの農家民泊に戻りまして、小林市の農家民泊に対する支援・助成を市長にお尋ねいたしまして、終わりといたします。 ◎肥後正弘市長 今、小林市に滞在する中で、農家民泊なくして滞在はなかなか難しいのかなと思っております。私、この間、農家民泊の忘年会がありましたので、その場で、支援をしていきますと言いました。ただ、支援する中で、修学旅行だけを、今これ修学旅行の値段ですので、これを考えていたらだめですよという話をさせていただきました。大人の方も体験する、今、インバウンドで体験型の農家体験をしながら旅行するということ等もあります。ですので、食を提供して、いいものをして、高額といいますか、ある程度採算のとれる体系をとってほしいなということもお願いをしました。 そういうことをしっかりとやりながらしていかないと、修学旅行だけをやっていたら採算がとれない状況なんですね。この値段でいきます、そうじゃなくして、社会人をおもてなしして小林市に呼び込む、2回、3回来てもらうようなシステムづくりがやっぱり必要だ、その中で御尽力いただきたいと思っておりますし、農家民泊という枠の中で農家の体験型という枠もあります。ただ、今回は民泊新法も変わります。ですので、そうような中で農家体験できない人とのタッグ、これとも組む、見ることができると思っていますので、そういうシステムづくりも支援していきたいなと思っております。 ○淵上貞継議長 以上で、吉藤洋子議員の一般質問は終わります。 次に、時任隆一議員の発言を許します。 ◆時任隆一議員 それでは、一般質問を始めます。 アメリカの次期大統領トランプ氏は、TPPからの脱退を表明しました。アメリカが批准しなければTPPは発効できません。自民党は、2012年の総選挙で「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」というポスターを張り出し、選挙公約にしました。また、重要5品目の関税撤廃の排除または例外という国会決議も無視しています。市長の見解を求めます。 TPP批准によって、米、牛肉、豚肉の関税と農業への影響はどうなりますか。食の安全が問題になっています。アメリカにおける遺伝子組み換えの状況、農薬の使用、ホルモン剤の使用と食品の安全についての見解をお聞かせください。 農業以外にも規制緩和が求められます。医薬品、保険、金融、公共工事に及びます。投資家が相手国の協定違反によって損害を受けたとき、申し立てを行い、損害賠償を求めることができます。ISDS条項について見解を求めます。 場外車券場建設反対の運動は、堤、水流迫区地区を中心に広がり、請願署名2,225筆、市長提出3,463筆となりました。住民運動と請願採択について市長の見解を求めます。 北堤区、水流迫区で住民説明会がありました。サテライトの社長は、ギャンブルではないと言いました。家族で遊べる施設ですと紹介されています。水流迫区の説明会では、ボウリング場も再開すると言っています。小・中・高の学校が近くにあります。病院もあります。生徒・学生にどのような影響を与えるでしょうか。ギャンブル依存症の対策はどうでしょうか。市長、教育長にその見解を求めます。 江南跡地に、まちかど複合ビル(仮称)建設が進められています。その概要をお知らせください。ビル建設の実施計画書を提出してほしい。小林まちづくり株式会社の資金繰り、収支について実施計画ではどうなっていますか。江南跡地購入、建設補助に5億円の税金をつぎ込みます。江南跡地借地料、その他市の負担はどうなりますか。お知らせください。 介護保険料の保険料、利用料の負担はふえています。現状をお知らせください。 地域支援事業は、介護保険給付から移行し、市の事業となります。地域支援事業についてお知らせください。 ◎肥後正弘市長 お答えいたします。 環太平洋経済連携協定でありますが、トランプ次期アメリカ大統領は、11月21日に発表したテレビ声明で、来年1月20日の就任当日にTPPからの脱退の意思を協定3カ国に通告するという表明をされました。一方、TPPのかわりに2国間の自由貿易協定、FTAの締結交渉を進めるとしております。このことによりまして、今後のTPPの行方、これがますます不透明となってまいりました。一部報道では、発効は極めて困難であるとの見方も出ているようでございます。また、日本の貿易交渉としては、TPP以外にもさまざまな貿易交渉が取り沙汰されておりますので、今後はその動きを注視していきたいと考えております。 質問にありますTPP対策でありますが、政府はこれまでのTPPの発効に向けて十分な国内対策を行うとしておりました。特に農業分野では、本市の基幹産業でもあることから関心を持ち、情報の収集に努めてきたところであります。以前、本市の農業に与える影響額を試算したところ、畜産分野での影響が懸念されることから、国の補助事業等などを導入し、その影響を最小限に抑える対策も講じてきているところでございます。 今回、アメリカの動向が流動的になったこともありますが、今後とも国民への正確かつ十分な情報を開示し、慎重な審議を尽くしていただくとともに、農業の将来を見据えた息の長い政策について議論されることを望むところでございます。また、TPPのプラス効果を最大限に、マイナスの影響を最小限にとめるために、中長期的な視点を含めまして、必要な制度の創設あるいは拡充や予算の確保をはかっていただくよう要望してまいりたいと思っているところでございます。 次に、TPPによる食の安全性についてであります。 市としましても、政府が発表している情報しか持ち合わせておりませんので御了承いただきたいと思います。また、食の安全性に対する措置は、国家間による交渉で決まることになりますので、市としての見解には限りがあるということもあわせて御了解願いたいと思います。 政府の見解では、残留農薬、食品添加物の基準、遺伝子組み換え食品等の安全性審査や表示を含め、TPP協定によって日本の食の安全・安心に関する制度変更は行われませんとしているところでございます。TPP協定による食の安全に関するルールは、科学的根拠に基づいて衛生植物検疫措置をとることが認められているところでございます。いずれにしても、国民の食に関する安全性の確保は政府の義務でありますので、限りなく安心・安全な食が提供されるように望んでいるところでございます。 次に、規制緩和とISDS条項についてでありますが、食の安全性についてと同じように、国家間貿易にかかわる内容ですので、市としての見解には限りがあると思っております。政府の見解、これは外務省見解でありますが、ISDS手続によって我が国の公的医療制度、食の安全、環境基準が脅かされることはないのかの問いに対しまして、健康、食の安全、環境等の公共の福祉に係る正当な目的のための規制措置を講ずることが妨げられないことは、TPPの投資章の複数の規定で確認されているとしております。ISDS条項は、国家間の高度な貿易交渉事項ですので、当市に直接関係するものではありませんけれども、国民の権利を侵害するような事態は好ましいことではないと思っているところでございます。 次に、競輪場外車券売り場の建設についてでございますが、反対の議決を求める請願書につきましては、9月議会において全会一致をもって採択されたところでございます。10月21日には、ギャンブル場建設に反対する会から、場外車券売り場建設設置に反対する署名3,463筆が市長宛てに提出されました。これまでの議会での質疑を踏まえ、請願の採択とともに、このことは大変重く受けとめているところでございます。 次に、住民説明会等についてでございますが、今回、この地域につきましては、小・中・高の学校が近くにある、病院もありますということから、私は少なからず影響があると思っていますので、この建設は好ましいことではないと言っております。そういうことから、今回、この影響ということを考えると、少なからず影響はあると思っております。ギャンブル依存症の対策は国・県等が啓発を一生懸命やっておりますが、これが即改善できるとはなかなかなっていないと思っておりますけれども、小林市では、人権相談なりいろんな相談業務には対応していくように今体制を整えているところでございます。 あと、中心市街地活性化、介護保険については部長より答弁をいただきたいと思っています。      (「自民党の公約違反等。それから5品目についての見解」と呼ぶ者あり。) 自民党の公約違反ということについては、政党間の問題ですので、私は、国の関係ですのでコメントを差し控えさせていただきたいと思いますが、重要5品目の関税撤廃、これにつきましては、私は絶対許してはいけないという立場でずっとやってまいりました。そのことは変わりはございません。ですので、これは関係団体としっかりと手を結んでやっていこうと思っているところでございます。 ◎中屋敷史生教育委員会教育長 それでは、私からは、まず競輪場外車券売り場の建設が子供たちに与える影響について、お答えします。 前回の議会でも答弁いたしましたけれども、周辺道路の交通量、それから道路状況を熟知していないドライバーの増加によって交通事故の危険性が増大するであろうと。それから、不特定の方々が地域内を通行することによって防犯面が悪化するのではないかということ。それから、未成年者が場外車券売り場に立ち入って、過って車券を購入するなど、健全育成上の問題が懸念されると考えております。 次に、子供たちのギャンブル依存症の対策について、お答えします。 最近は、特に若い子供たちのギャンブル依存もふえてきている傾向があると言われておりますが、それを踏まえまして、現在、学校教育の中では保健体育の授業の中で、欲求・ストレスの及ぼす影響、それとか適切な対処が必要になっていくことについて理解させて、自分に合った対処法を身につけられるように指導しております。また、道徳の時間では、衝動に駆られた行動に陥ることなく望ましい生活習慣を身につけて、自分自身の生活を豊かなものにしていけるような学習をしております。さらに、家庭科の時間では、適切な意思決定に基づいた消費行動ができるようなことなどを指導しております。 ギャンブル依存というのは行為依存でありまして、薬物依存などとは違います。ギャンブルを行うことで依存になっていくものでありますので、今述べましたような指導を、子供の発達の段階に応じて適切に行うことで、ギャンブル依存症防止対策につながるものと思っておりますので、今後ともしっかりと指導をしてまいりたいと思っております。 ◎酒匂重成経済土木部長 3番目、中心市街地活性化についてであります。 まず、江南跡地の複合施設のその概要でございます。建築の概要を申し上げます。 まず、駐車場でありますが、61台収容の1,705平方メートル。 建物であります。建築面積が1,287.20平方メートル、延べ床面積が3,638.82平方メートル。1階でありますが、店舗が1,033.20平方メートル。その他通路等ですけれども、153.43平方メートル。2階ですけれども、公共スペースが651.16平方メートル。いわゆるオフィス部分ですが、327.97平方メートル。その他通路等ですけれども、312.54平方メートル。3階から5階ですけれども、それぞれ各階同じ構造でありまして、それぞれ6部屋が用意されております。318.80平方メートル。その他の通路部分も含めて、68.04平方メートルであります。 次に、複合施設の実施計画を提出ということでありますが、提出できるものについては提出させていただきたいと思います。 その次に、小林まちづくり株式会社の資金繰り、収支についてでありますが、まず収支でありますけれども、収入としては家賃でございます。支出は光熱費、保守管理費、借地料、借入返済金、その他リフォーム代等となっております。資金繰りの計画でありますが、毎年計算されておりますけれども、代表的な年で申し上げますと、10年目に累積の剰余金が2,651万7,000円、21年目が累積剰余金が1,706万1,000円となっているようであります。 次に、江南跡地の借地料についてであります。この借地料については、小林市使用料の徴収に関する条例に規定されておりまして、固定資産評価額の100分の4を乗じた額で計算をしております。ちなみに、その評価額を今現時点での評価額で計算しますと、坪単価でありますが、月の坪単価が約320円となるものであります。 次に、その他市の負担についてはどうなるかということであります。2階の公共スペースに関する部分が後年度の負担になるわけでありますが、この公共スペース分のまず賃料と運営費であります。その賃料については、当然来年度予算でまた計上することになりますので、またその際に具体的な額については説明させていただきたいと思いますが、公共スペースの建設費に対して、その公共スペースの建設費用については全額補助を行っていることから、その分を控除したいわゆる共用部分の負担プラス共益費を加えた額となる見込みであります。 それと、公共スペースの運営費でありますが、全員協議会でも御説明しましたとおり、現在2階の公共スペースの活用については、その検討中でありまして、その内容によって若干費用も異なることから、現在検討しております。その費用についても今積算中でありますが、賃料と同じく来年度予算で計上することになりますので、またその際に説明することになるかと思います。 ◎脇村一也健康福祉部長 それでは、4番の介護保険制度についてでございます。 利用状況及び負担給付の状況ということでございますが、介護保険サービスの利用につきましては、月平均の利用者で平成25年度が2,519人、平成26年度で2,623人、平成27年度で2,701人とふえている状況でございます。したがいまして、保険給付費も平成25年度で約46億6,000万円、平成26年度で約49億円、平成27年度で約50億8,000万円ということでございます。 続きまして、利用負担割合でございますけれども、平成27年8月から一定所得以上の方は自己負担が2割となっております。影響を受ける方につきましては、合計所得金額が160万円以上の方が7月の時点で101名ということであります。利用負担が一定の限度額を超えたときは、超えた分について高額介護サービス費として給付されますので、全ての方が2倍になるということではないということであります。 続きまして、食費と居住費の負担軽減、補足給付と言われるものでございますが、平成27年8月から、本人の所得だけでなくて、預貯金、配偶者の所得等も判断材料に加えられております。今年8月から非課税年金、遺族年金、障害年金が収入としても算入をされております。預貯金等につきましては、単身で1,000万円以下、夫婦で2,000万円以下が支給対象の条件となりますが、相談を受けた範囲では、影響を受けられる方は数件とのことであります。非課税年金の収入算入につきましては8月に始まったところでありまして、昨年の8月の認定状況を見ますと109名の方々が負担が多くなっているということであります。 高額介護サービス費でございますけれども、これは自己負担が高額になったときに、所得等に応じて高額介護サービス費が支給されております。現役並みの所得のある方が、限度額が引き上げられました。現役並みの所得とは、課税所得145万円以上でございます。介護サービスの利用実績によりますので、月ごとに影響を受ける方は異なるわけでございますが、影響が多い月で20人ほどということであります。 介護保険料の推移でございます。平成24年度から平成26年度まで前期の基準月額は4,920円、平成27年度から平成29年度までの基準月額は5,400円となっておりまして、480円の増となっているところであります。 特別養護老人ホームの入所条件でございますが、昨年4月より特別養護老人ホームの新規入所者は、原則要介護3以上に改められております。これは、あくまでも原則ということで、やむを得ない事情がある場合には、要介護1、2の方も入所が可能であるということであります。 次に、小規模通所介護が地域密着型サービスへということで、今年4月から利用定員が18名以下の小規模な通所介護、これは市が指定権限を有するという地域密着型サービスへ移行されております。 次に、2つ目の地域支援事業についてでございます。御承知のとおりでありますが、要支援1、要支援2の認定の方への訪問介護、通所介護につきましては、予防給付から市町村が実施いたします地域支援事業に移行することとなっておりまして、本市では来年4月より実施する予定にしておるところであります。 サービス内容につきましては、現在の訪問介護と通所介護を地域支援事業に移すほか、要介護、要支援状態になることを予防するための2次予防事業として通所型のサービスと閉じこもり傾向にある方への訪問サービスを実施する予定としております。これらのサービスにつきましては、市の地域支援事業に移ったからといいまして、サービスの提供を制限するというものではないということであります。もともと介護予防に必要なサービスとして利用されているものでありますので、引き続き利用していただくことで、地域において自立した日常生活が可能になるのであればと、それが一番いいのではないかということであります。 また、一方で要介護状態にならずにいつまでも健康に暮らしていただけるよう、総合事業とあわせまして実施することにしております一般介護予防事業の推進・充実を図っていくということにしているところであります。 ◆時任隆一議員 最初に、資料の提出はできると言いましたけれども、できる部分はね、これがなければ本当は論議することがなかなかできないんですよ。それで、今先ほどいろいろ言われましたけれども、早急にどのような実施計画なのかどうなのかというのをですよ、小林まちづくり株式会社の、それを提出していただきたい。休憩の時間でもいいですから、提出していただきたいなと思います。 先ほど、いろいろ数字やら言われましたが、それがなければ論議ができないということを議長にちょっと確認をお願いしたいと思います。 ◎酒匂重成経済土木部長 先ほども申し上げましたように、提出できるものとできないものがございますので、今それを取りまとめ中ですので、それについては後日提出させていただきたいと思います。 ◆時任隆一議員 後で、この問題について話させていただきたいと思います。 まず、TPPですが、TPPの発効条件、批准の要件についてちょっとお尋ねします。 ◎酒匂重成経済土木部長 TPPの参加国12カ国が全て批准することがまず原則でございます。これが2年以内にもしできない場合は、その3カ国中6カ国以上でGDPが85%以上の国が批准すれば、これは発効するとされているものであります。 ◆時任隆一議員 アメリカが、あるいは日本が、単独でもいいんですけれども、批准しなければどうなりますか。 ◎酒匂重成経済土木部長 それぞれの国のGDPのパーセントが、数字がちょっとないんですけれども、いずれにしてもアメリカと日本が参加しなければ85%を超えないと理解しております。      (「単独」と呼ぶ者あり。) いずれにしても、この85%をクリアしておりませんので、単独ではできないというものであります。 ◆時任隆一議員 だから、TPPは、今トランプ氏がそのままいけば批准できないということは明らかであります。それでも日本政府はTPPを進めようとする根拠はどこにあるんでしょうか。おわかりだったらお教えください。 ◎酒匂重成経済土木部長 いわゆる安倍政権がされておることを、この市で答弁することがふさわしいかどうかも含めて、なかなかお答えしづらいところでありますが、政府には政府としてのいわゆる今後のグローバル化を見据えたいろんな自由貿易を推進していくという立場であるかと思います。 ◆時任隆一議員 部長に、副市長にもそうですけれども、この前、JAアズムホールでTPPについて鈴木宣弘教授の講演会がありました。その中ではどう書いてありますか。おわかりであれば。 ◎酒匂重成経済土木部長 以前、議員から、鈴木教授の資料をお届けいただきましたが、これはこの方が主張されている論評だと思いますので、このことについて私が見解を述べることは、若干ふさわしくないのではないかと思いますので、それについては御了解いただきたいと思います。      (「あなたの見解じゃない。資料にどう書いているか」と呼ぶ者あり。) そのことをここの場で申し上げていいのかどうかわかりませんけれども、全文を全て承知しておりませんので、なかなかですが、全体として非常にTPPの問題点というのを指摘されていると理解しております。 ◆時任隆一議員 まあいろいろありますけれども、それでは部長が知っている限り、市長でも結構ですが、私先ほど質問したんですよ。答えはなかったんですが、TPPに批准すると、米、牛肉、豚肉はどのような状況に置かれますか。これについて、お答えいただきたいと思います。これは彼の見解はあるかないかは別です。 ◎酒匂重成経済土木部長 いわゆる米、牛肉、豚肉の今回の合意の内容を私から説明させていただきますと、今現在、既存のWTOの枠内では77万トンが認められているということで、そのうちいわゆるSBSと言われる部分なんですけれども、これは入札制度なんですが、10万トンということであります。これにプラス国別としての入札制度を設けて、アメリカ枠が2万トン、ヨーロッパ枠が0.6万トンでされているようで、これは当初の維持目標であるようであります。 次に、牛肉ですけれども、現在、関税が38.5%課せられておりますけれども、これを15年後には、16年目からはこの関税額を9%にするというものであるようであります。 次に、豚肉ですけれども、若干、豚肉は非常に説明がしづらいんですけれども、現行は従量税と従価税というのがございまして、従価税というのは、1キロ524円を超えると率的に4.3%ずつプラスされると。ですので、最低482円は、今現在輸入額として、最初は482円がスタートで、その後524円を超えると4.3%の従価税が課せられるというものが、今回それがなかなか非常に難しいんですけれども、従価税が1キロ50円をスタートにして、524円になると今までの従価税というものがなくなるということで、従量税のみが1キロ50円、これが1キロ524円を超えるといわゆる従価税、今まで4.3%かかっていたものがなくなるというものであるようです。 ◆時任隆一議員 私も大体、政府、TPPでどうなるかというのは今お答えになったというのが基準だと思います。 それでは、TPP関税撤廃によって関税は幾ら減少するか、また肉の関税は幾ら減少するかお教えいただきたいと思います。 ◎酒匂重成経済土木部長 私が持っておりますいわゆる関税の減少額と言われるものが、最終的に牛肉でいいますと16年目ですか、最終的な関税額になった場合に、米は関税は減少しないとされています。牛肉については最終的に680億円減少すると、豚肉については110億円減少するという政府の試算であるようです。 ◆時任隆一議員 総額を言ってください。 ◎酒匂重成経済土木部長 失礼しました。いわゆる農畜産物に関しては、最終的に1,650億円減少するとされております。 ◆時任隆一議員 それは、いつの試算ですかね。 ◎酒匂重成経済土木部長 私の資料でいいますと、国の試算は平成26年度の関税収入をもとにして計算されております。 ◆時任隆一議員 最初の政府の試算というのはおわかりですか。最初の減少額の試算、総額。 ◎酒匂重成経済土木部長 平成26年度の関税収入総額全てを申し上げますと、TPP3カ国で申し上げますと3,190億円の関税収入、うち重要5品目と言われるものが2,570億円あるという発表であります。 ◆時任隆一議員 私の資料では、最初、関税が撤廃されると1兆円の関税収入がなくなると。そのうちの牛肉の関税収入は1,000億円がなくなるという試算だと、この鈴木教授も述べています。大体、2013年だったですかね、政府が出した試算というのは。3兆円前後の農業の減収が見込めるだろうという試算を出したんです。だから、それについて答えてほしかったんですけれどもね。だから、私はもう以前の試算、小林市で言えば300億円の牛の生産が150億円まで減りますよということを私、1回出したということがあると思うんですけれども、そのような状況で最初はしていたんです。ところが、いよいよ対策を打ったり、いろいろしたら、米は全くないと。それで、先ほど部長が言われたように、三千何百億円の損失になるだろうという試算をしている。この根拠がどこにあるかというのもわからないんですよ。 だから、いかに政府は、勝手に米づくり農家が潰れて働き手がなくなったら、自動車会社にすぐ就職ができる雇用形態になるみたいな形で試算をしている、そして1,000億円の牛の関税がなくなったら、どこから補填していったらいいのか、セーフガードにしても牛肉を補填するにしても、その点も、原資をどこからか見つけてこなければならない。TPPの農業への影響というのは、はかり知れないということが明らかになっているんじゃないでしょうかね。 市長にお伺いしたいけれども、政府の試算というか、今言っていることに対して、うのみにしていいのかどうか、先ほど、うのみにはできないみたいな答弁がありましたけれども、その辺についてちょっとお伺いしたいと思います。 ◎肥後正弘市長 政府発表ですので、政府は政府の根拠に基づいて発表していると思っております。うのみにできるかどうかという問題になりますと、これはまた別問題だと。それぞれの試算によって違ってきますので、我々はどれが正しいのか、正確な情報が欲しいというのが一番の今欲しいところです。ですから、本当に正確なものが情報として伝わってこないということを非常に心配しているところでございます。 ◆時任隆一議員 だから、TPPは、発効後4年間は交渉過程を公表しないというのが原則なんですよ。だから、知ろうと思っても後になると。だから、それぞれに出した資料に対して計算していかないと、どっちが正しいのかなというのはやっぱりわからないというのが現状なんです。それほど隠したがるTPPだと。経済効果が幾ら出るかということも、これもまたいろいろ見解の分かれるところで、農業にとっては全くいいところがないというのが現状ではないかなと。 では、2番目の問題です。食の安全について。 アメリカでは、牛乳を搾るのに女性ホルモン剤を投与するそうです。これは、ヨーロッパでは使えない、輸入が禁止されています。そして、乳量を20%ふやすために、ヨーロッパでそれを使っていたら発がん率がすごく高くなったという状況になっています。また、ラクトパミンという物質を牛の成長ホルモン剤として、餌として使っているという状況があります。これも発がん性が問題になっているということです。それから、遺伝子組み換え食品のアメリカでの比率がわかりますか。 ○淵上貞継議長 この際、しばらく休憩いたします。                             午後3時00分 休憩                             午後3時07分 開議 ○淵上貞継議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◎酒匂重成経済土木部長 アメリカ国内における、遺伝子組み換え作物の割合についての資料は全然持っておりませんので、それについては承知しておりません。 ◆時任隆一議員 ぜひ調べてほしいと思うんですよ。資料がありますので言いますけれども、トウモロコシ78%、大豆で92%、菜種で92%、これぐらいの割合で、種子が全部、F1種子とかいろんな形で使ったりして売るようにもしているんじゃないかと思います。そういう状況で遺伝子組み換え、これについてもISDS条項で言えば発がん性とかいろんなものが証明されなければ、買わんということに対して訴えられますよという状況になる可能性もあるんですよね。だから、非常にこれについても世界中から規制が厳しい。5%以上入っていないと遺伝子組み換えという表示は多分なかったんじゃないかな。加工食品には基本的にはないという状況で、遺伝子組み換え食品が入っているということが日本の中でも認可されているという状況です。 だから、非常に今のアメリカ政府は日本に対していろんな規制を緩和してきました。BSEでも20カ月の牛はまあ何とか入れていたんだけれども、それを30カ月まで延ばしてほしいということで受け入れざるを得なくなった。何ぼかの規制が撤廃されて、日本ほど規制撤廃のやりやすい国はないというのが、日本がアメリカの草刈り場になっていると。そうだと思うんですよ。アメリカの農産物をどうやって日本の国民に売りつけるか。アメリカは1兆円の農産物への保護政策で補助金を出しているそうです。だから、日本は、補助率は非常に少ないんですよ。補助が高いというけれども、米づくりで十何%ぐらいじゃないかと思います。そのような状況で米づくりをされているということになっているというのが現状だと思います。 TPPに入るということは、行き過ぎた市場原理や自由貿易推進こそが世界の貧困格差を生み出す原因であることが、TPP自由貿易、グローバル化によって今証明されているというのは実態です。貧困と格差が非常に広がっている。一部の多国籍企業の利益のために国家が訴訟まで起こされる、このようなTPPは、食料主権、経済主権そのものを踏みにじる行為だと思いますので、やっぱり今度のトランプ氏の誕生は、一方ではよかったけれども、もう一方ではFTAという2国間の協議に発展する可能性もありますから、このことは言っておきたいと思います。 2番目に、競輪場について。 競輪場外車券売場建設の問題点について、まず1つは小林市の所得といいますか、年金で生活されている方もそうですけれども、その方々のお金が市外から吸い上げられていくということが起こると。還元されるのはほんの一部だと思いますが、この件について、小林市は経済的にも疲弊しないかどうかお伺いしたいと思います。 ◎永野信二総合政策部長 前回の9月議会でも申し上げたと思うんですけれども、売上総額が5億4,000万円ぐらいで、それを市内の方が買われるか市外の方が買われるか、これは今の段階ではわからないんですけれども、その中からまた還元される、そういうことを考えたとしても、私どもの想定では、当然その購入した額がそのまま市内で使われるわけじゃなくて、その主催されているところに流れていくわけですから、市のお金の流れとしては流出するものだと認識しております。 ◆時任隆一議員 業者の説明では、1日の売り上げ、入場者数はどういう説明だったですか。 ◎永野信二総合政策部長 1日当たり180人の利用者を見込んでいて、売り上げは、説明の資料の中では1日平均売り上げ150万円ですね、失礼しました。 ◆時任隆一議員 これで、5億4,000万円の売り上げを計算しているというのが実態です。ですから、このようなお金の流れが、実際に生まれるということだと思います。胴元が武雄競輪になっています。だから、そこから当たった人に対しては配当が出るという仕組みになるんでしょうけれども、これはちゃんと計算できるというか、各自治体の条例で決めるということを、この前、経済産業省に行ったときに伺いました。そこまで調べていないんですけどね。どっちにしてもそういうシステムになっているということでした。 2番目の問題が、私は依存症だと思うんです。540万人のギャンブル依存症の方がおられると思いますけれども、私もこの前、厚生労働省に行って、厚生労働省の中でギャンブル依存症に対しての医療対策をしてくださいということをお願いいたしました。それほど深刻な問題だと。特に所得の低い宮崎県では、私は深刻な状況になっているのではないかなと思います。それについて、市でも、やっぱり先ほど教育長も言われましたけれども、教育の一環としても、ギャンブル依存症の問題とかそういうのを教育の場にちゃんと知らせていくというか、それについて、市長、教育長の、市でもやっぱりこれを取り組んでいくという思いはないかお聞かせください。 ◎肥後正弘市長 相対的に、このギャンブル依存症については、国県の動きの動向と同じ歩調を合わせていこうと思っています。ですので、啓発は一生懸命やっていかなければいけないと思いますし、またそれに依存されている方々の相談受け付けもしっかりやっていきたいなと今のところ考えているところでございます。 ◎中屋敷史生教育委員会教育長 先ほども申しましたけれども、これは薬物と違いまして行為依存ですので、子供にそういう行為をするような、例えばエスカレートしてゲームセンターにずっと通い詰めるとか、そういうものがあった場合には、警察との補導の連携等もとりながら早急に対応して、適切な意思決定と消費行動ができるように学校でも指導してまいりたいと思っております。 ◆時任隆一議員 警察のどうのこうのというのは別の問題として、私はやっぱり教育的指導といいますか、そのことが大事なんじゃないかなと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、競輪の売り上げというのは、当初は全国で3兆円ぐらいあったそうです。この前、経産省でお伺いしたら。それが6,000億円から7,000億円ぐらいに減っているそうです。私は、よくこのようなでっち上げといいますか、社長は住民説明会でごまかしを言われるなと思ったんだけど、何が何でもつくりたいがために、ボウリング場まで併設しますよということをあれして、住民の利便性というか娯楽にも寄与しますよということを言われながらこの事業を進めているということに、非常に欺瞞性といいますか、あるんじゃないか。先ほど言いましたように、ギャンブルじゃないと、娯楽だという思いでこれを進めてまいりたいと説明会で言っておられました。そう思っている市民の方も幾らかいらっしゃるかもしれません。しかし、これがもたらす影響というのを、もうちょっと考えなければいけないんじゃないかなと思います。 堤の説明会では、レストランをつくったけれども、レストランに入る客が少なくなったものだから、うどん屋さんにコーナーを変更しましたという話です、サテライト宮崎は。だから、どんどん利用客も減っているというのが実態じゃないかな。小林市もボウリング場を開いては、皆さんよか施設ですよと言いながら、経営が悪くなってきたら、はいやめますよと。だから、何が何でも最初は出発したいというのが現状ではないかなと思いました。 そこで、これに対しては誤ったというか、何を言ってもいいかという問題ではないんだけども、本来のことをやっぱり言わないと、間違った情報が出てくるんじゃないかなと思うんですよね。そこで、この前、市長と交渉いたしました。そのときに、立地の条件は地元の区が、自治会が賛成すれば基本的にはできるというのを私も厚労省で聞いて伺ったんですけれども、住民の運動、それから先ほど重く受けとめると言いましたけれども、請願の全会一致、堤の方が退席しましたけれども、全会一致でされたことに対して、もう一回、区長さんへの説明を求めるとか、そういうことも含めて何か手を打つといいますか、対策についてお考えがあれば、お尋ねしたいと思います。 ◎肥後正弘市長 私、近隣の数名の方とお会いして、この問題についていろいろお話をお伺いしていました。なかなか地元の人たちの決断というのは、いろんな情報が入ってきて、ふくそうして、なかなか難しい状況であるという意図の説明を受けたところであります。 私としては、これは好ましくないということをはっきり申し上げまして、今後の対応をひとつお願いできればできないのかなというお話はさせていただいたところでございます。そういうことを伝えながら、今後またいろいろな方と話をしていきたいと思っているところでございます。 ◆時任隆一議員 やはり、小林市にこれ以上ギャンブル場は要らないという姿勢を明確にしていただきたい。子供が通学したり、ボウリング場が開設されたりすれば、子供の遊び場にもなる状況のところです。交通の渋滞も考えられます。その点で、市長がギャンブルのまちにはしないという、そのようなスローガンを立てていただければありがたいなということをお願いしたいと思います。 それでは、中心市街地活性化について、お伺いします。 この前、全協で説明をいただきました。僕らが知らないことがきのう、知らないというか報告されないことが11月26日の宮日新聞に掲載された。このことについて書かれてありました。全協でも説明されていないような状況がありました。 そこで、1つお尋ねします。2階はどうなるかわからないということでした。まず、このビラを出すのかどうか、それをお伺いします。 ◎酒匂重成経済土木部長 25日の日に、まず全員協議会の場で、小林まちづくり株式会社が今回、複合ビルを建設するということでチラシをつくりましたと。この内容について御説明させてくださいということでございました。いろいろ御意見をいただく中で、当初、12月1日号の市の広報紙で折り込んでお知らせしようということでございましたが、皆様方から貴重な御意見をいただいて、会社でも今後このことでいろんな誤解を招くといけないという判断をして、若干内容を修正の上、また次の機会に市民の皆様方にお知らせしようということでしたものでございます。ですので、内容が再度、内容を校正すれば、次の機会の市の広報紙と同時に折り込んでお知らせをさせていただきたいと考えています。 ◆時任隆一議員 余りにもずさんじゃないかなという思いをするんですけれども、市長、いかがですか。 ◎肥後正弘市長 ずさんといいまして、内容がおかしかったと私は思っています。それをもらったときに、何だこれはということを感じました。感じて、すぐ、おかしくないですかと、こういうイメージじゃなかったでしょうと、市が説明したのは違いますよねということを受けて投げ返したところでございますが、全協でもやはり同じ意見だったということでございます。今後は、ちゃんと校正したものを1回市に見せてくれということ等をお願いして、今進めてまいりたいと思っております。 ◆時任隆一議員 私も、中心市街地が活性化することに何ら不満といいますか、そういうことはないです。なってほしいと思うんです。だけど、経済圏が堤のほうに移っている中で、町なかの空きビルやら空き店舗やら駐車場が広がっています。やっぱり総合的な対策がなければ、小林まちづくり株式会社でこのような運営でいいのかどうか、私は当初、綾町の「手づくりほんものセンター」みたいな施設を、市が今度2億何千万円出しますから、そのようなお金を使ってつくっていって、百姓市とかそういうところの自由に出店できるようなスペースをつくったほうがいいんじゃないか。どこかタンクローリーを持ってきてきれいな水を無料で配布しますよとか、そういうのも含めて水のまちを売り出したらどうかという思いを持っていたんです。だから、いかに効率的にどうやってまちづくりに寄与していくかということ、これはみんなの知恵を出さないと、お金ばかり出して、あとは小林まちづくり株式会社に丸投げですよ。これでいいのかどうかということは。しかも、入る施設が市の事業所とそして商工会議所だと。これが市の活性化につながるのかどうか、これも私は非常に疑問なんですけどね。商工会議所はありますし。家賃とかどうなるのかというのも先ほど言われましたけれども、そこら辺を十分にしながらやっていくというのがよりいいんじゃないかなと思います。 そこで、あり方の問題なんですけれども、この中に、松栄ストアー様がプロデュースする新しい形のスーパーマーケットが町なかにオープンしますと書いてある。これは、松栄ストアーが自前で、いろいろな備品とかショーケースとかいろんなものを調達して、そして商品を購入して、そしてスーパーマーケットの事業を展開して、借地料、テナント料を払う、こう理解してよろしいですね。市の持ち出しとか、そういうあれはないですね。そういう計画かどうかお伺いします。 ◎酒匂重成経済土木部長 1階の店舗のことでありますが、この小林まちづくり株式会社で用意するものは、中のその1階スペースを提供して、その中における備品、いろんなショーケースとかそういったものは、当然そこで事業を行われる方が用意されるということで、その事業者が用意されるものに対して、市が補助するものはありません。 ◆時任隆一議員 ほかにも一切ないですね。 ◎酒匂重成経済土木部長 ほかにといいますと、この建物について国交省の補助もございます。また、市の単独の補助もございますので、その建物に対する補助は、従来の予算でお願いしましたとおりありますけれども、1階の店舗のフロアに関する部分については、この店舗を営業される事業者についての補助はないということであります。 ◆時任隆一議員 松栄ストアーがされるんですね。それを確認したいと思います。 ◎酒匂重成経済土木部長 お知らせしましたとおり、松栄ストアー様が出店をされるというものであります。 ◆時任隆一議員 今年度の町なか複合ビル建設で、平成28年度が2億784万2,000円、当初予算で出されました。国庫支出金が3,564万8,000円、県支出金が150万円、その他4,852万円が、これがふるさと基金だったと思います。そして一般財源として、これは借金ではありません、一般財源として1億2,217万1,000円、今年度、市が出すお金が、税金で出すお金が2億7,840万円。 前年度が県支出金で100万円、一般財源で1,259万5,000円、これは計画とかそういう基本計画を立てたりする金額だったんだろうと思います、前のほうはですね。それから、平成29年度から32年度が、国庫支出金3,435万1,000円、県支出金600万円、そして一般財源が9,711万8,000円の1億3,746万9,000円。この平成29年度から32年度にかけて1億3,746万9,000円支出する、この内訳についてお教えください。 ◎酒匂重成経済土木部長 今、議員から御質問がありましたのは、平成28年度の当初予算の説明資料にありました資料に基づいて今御質問だと思いますが、その中で、平成29年度から32年度まで4カ年の来年度以降の事業のことが説明してあります。総額で1億3,746万9,000円でありますが、その内訳については、平成29年度に限った補助と29年度から32年度に4カ年かけてする補助との合計額であります。 まず、平成29年度に限った補助金でありますが、今年度、建物の建設に係る補助として、暮らし・にぎわいの補助、優良建築物に対する補助ということで、29年度に限った補助としては、建物建設費の補助が9,229万7,000円であります。これは、6月3日の全員協議会でお知らせした額であります。そのほかの残りの額については平成29年度から32年度、今年度取り組んでおります事業をそのまま今後4年間続けていくということで計上させてあります。その中身としては、まず事務費がございます。事務費が209万3,000円。空き店舗改修補助なり、この中心市街地活性化に対する補助なりというものが4件ございます。合計で920万円であります。合計1,129万3,000円の4年分が加算されて1億3,746万9,000円でありますので、通常で建物補助がなければ通常は1,129万3,000円でありますが、ただ、今年度から、空き店舗の改修補助についても拡充をしておりますので、それと新規出店者に対する利子補助も行っておりますので、そういった拡充分も含まれているというものであります。 ◆時任隆一議員 これが小林まちづくり株式会社への補助金といいますか、そういう金額になるわけですね。市の事業と分けないかんということですか。 先ほど、収支報告についてあったんですけれども、それについての資料は提出できますか。 ◎酒匂重成経済土木部長 これについては、小林まちづくり株式会社の収支計画でありますので、私のほうからは提出はできないと思っております。 ◆時任隆一議員 それがなければ、今後どのような事業をしていくのかというか、それがわからんじゃないですか。ぜひ小林まちづくり株式会社のほうにも説明をしていただいて、市のほうでも5億円近いお金をつぎ込むわけですから、これについては説明責任を果たしたらどうですかという助言といいますか、それをしたらどうですか。全く白紙委任でそこ辺はできませんよということですか。年間どれだけ資金の返済があるのか、スーパーマーケットの借地料は幾らなのか、市が子育て支援センターとかそういうところに対する補助金は幾らなのか、住宅での利用料は幾らなのか、それと経常収支が大体これぐらいで何とかかんとか維持できますよというのが明らかにならないと私たちも納得できませんよ、税金をこれだけつぎ込んで。市長、いかがですか。 ◎肥後正弘市長 行政としてもそれは絶対必要な部分で、今、詰めに入っていますので、そういうことを小林まちづくり株式会社の役員会なり総会の場で提示があったときには公表できるのかなと思っています。ですので、交渉はしてみたいと思っております。 ◆時任隆一議員 市は、当然そこら辺はちゃんと報告というか、基本計画として上がっていますよね。それだけをお伺いしたい。 ◎酒匂重成経済土木部長 市としての財産を借りてもらいますので、そういった事業の継続性については、そういった収支計画を見て市も判断するというものでございますので、そういったものについては当然協議を受けております。 ◆時任隆一議員 だから、開かれた行政としては、小林まちづくり株式会社の透明性を担保するという意味でも、しっかり市民の皆さんに開示するというのは、私は当然のことじゃないかと思います。これが、一企業が何の補助もなくて、言葉はちょっと言い過ぎかもしれませんけれども、今の松栄の事業者さんに、「あんたげん、収支報告を見せてくれよ」なんてことは基本的にはできませんわね。インターネットで公表しているかもしれませんけれども。だから、そういうものとは性格が違うということは、私は思うんですが、市長、いかがですか。 ◎肥後正弘市長 先ほども言いましたが、行政として総体把握をしなければいけないという義務はありますので、当然、全体的な計画をとって、そして判断をするということになります。賃貸契約の額やら決めていくことになると思っていますので、それの提示を受けて交渉をするということになると思います。ですから、その中で当然、今言われたように、小林まちづくり株式会社として公表できるものがあれば、当然、公表していただけないかという交渉はしていきたいと思っております。 ◆時任隆一議員 黒塗りでもいいですから、公表できないものはね、黒塗りでいいんです。どこを黒塗りしたかというのは、ある程度、収支報告か、ここだけはちょっとわからないですが、そういうのは黒塗りでいいですから、基本計画、実施計画、その内容について、議長、提出を求めたいと思いますけれども、議会として提出を私は求めるように議長にお願いしたいと思います。 ◎肥後正弘市長 私は、今、小林まちづくり株式会社にそれを求めていくと言いました。議会から小林まちづくり株式会社に直接その交渉をされるのであればそれはいいと思いますが、当局としてはその状況を踏まえて交渉を重ねて、当然、公表すべきものはしてもらえればありがたいということで今申しました。 ◆時任隆一議員 それでは、最後になりますが、後年度の市の負担はどれぐらいを見積もっているのかお教えください。 ◎酒匂重成経済土木部長 冒頭の説明で申し上げましたが、負担については2種類ございます。当然ながら、2階の公共スペースに係る部分の負担は今後発生してまいります。1つが賃料と運営費でありまして、賃料についても今提示をいただいておりますので、それに基づいて今協議を進めております。それとあわせて、当然ながら来年度予算で計上しますので、その部分でまた説明することになりますが、といいますのも、2階の公共スペースを市としても借り受けますので、それを借り受けて運営していく中での費用も当然ながら発生してまいります。その費用については、その内容によって大きく異なりますので、それについてもただいま検討中であって、費用については現在積算中でございます。賃料と同じく、当然ながら事業を行う上で予算が必要でございますので、その部分については計上する時点においてまた詳しく説明をさせていただくというものでございます。 ◆時任隆一議員 そこがいつもブラックボックスなんですよね。だから1つだけお聞きしますけれども、上限、ボーダーライン、ここまでは出せるけれども、ここまで以上になったらもう出せませんよみたいなものはありますか。 ◎肥後正弘市長 そこまでまだ交渉を詰めていませんが、市が単独で補助を打った部分について申し上げますと、当然あそこは小林まちづくり株式会社が設立される、それの賃貸を後年度に分けて、30年なら30年の賃貸契約を行政はするわけですね。その行政をする中で、ほかの事業所と比較して事業をする中で、借り入れをして後年度に資する分を先に補助した分が1億円--例えばですね。そういう計算をして、ですから後年度賃貸料の額がスーパーやらに比べて行政が共有する分は低いということで、今交渉を重ねております。ですので、後づけで利子まで補填するんじゃなくして、先に補助して行政は手出しを少なくするということ等を考えながら、今回補助を打つということでございます。 ですので、今、総体の面積でまだ入札が終わっていませんので、入札した後、建設費が幾らになりますよというふうになって、その中で賃貸料が幾らと決まりますが、市が補填した部分は差し引いたやつが、後年度賃貸料としては当然出てくるということでございます。 ◆時任隆一議員 コスモス牧場みたいにならないことを、まして市の負担がふえないことを私は祈るような気持ちで思います。その点は、心していただきたいなと思います。 最後の質問に入ります。 介護保険について、今の実態についてちょっとお聞きしたかったんですけれども、時間がありません。それで、介護保険法の来年度からの総合事業について、この進捗状況についてちょっと御説明いただけますか。 ◎押川逸夫長寿介護課長 先ほど、部長からも答弁がありましたように、要支援者、要支援1、2の方に対する通所介護と訪問介護が、市が実施する地域支援事業に移ることで、その内容等について検討いたしまして、基本的には同じサービスを地域支援事業で実施いたしますので、そう変わるところはないんでありますけれども、実際に料金は別に市のほうで設定しないといけない。それから、現在、介護予防でしておりますサービス、2次予防事業といいますけれども、通所型のサービスと訪問型のサービスがあります。それをどのように総合事業のほうに移行するかということで検討しまして、事業者さんへのヒアリング等も実施をいたしました。それで、これからまた事業者さんへの説明等も実施していきたいと、大方固まっておるところでございますので、事業者さんへの説明会等も実施していきたいと思っております。 ◆時任隆一議員 要支援1、2が介護給付事業から切り離されるわけですよね。通所介護あるいは訪問介護、その他の市の事業、総予算額は大体どれぐらいが認めていますかね。 ◎押川逸夫長寿介護課長 平成29年度の4月から移行するわけでございますけれども、これは4月に一括で移行するわけではございませんで、要介護認定の更新の時期に合わせて徐々に1年かけて移行するということでございますので、29年度につきましては、総合事業に移行する分が3,720万円ほど、それから現在の介護予防から総合事業に移行する分が3,300万円ほど、合わせて約7,000万円ほどが地域支援事業のほうに総合事業に移行するという予測でございます。 ◆時任隆一議員 今年度の地域支援事業が総額で1億7,350万円という数字が出ています。これが順次、今後段階的にこれ前後の金額になるということが予想されるんですかね。 ◎押川逸夫長寿介護課長 現在の地域支援事業に含まれている部分に、今、介護予防の部分が含まれておりますので、介護保険給付から移行する分の3,700万円ほどが地域支援事業に加算されるような形になると、数字的にはそういうことでございます。 ◆時任隆一議員 今度の事業の中で、見直しにより介護事業所による既存のサービスに加え、NPO、民間企業、住民ボランティア、協同組合等による多様なサービスの供給が可能になり、これにより効率的・実効的な事業も実施可能となっていますけれども、このような事業の予定というのはあるんですか、簡易な介護。 ◎押川逸夫長寿介護課長 それにつきましては、NPO法人であるとかシルバー人材センターとかいろんな事業者、そのサービスの提供者となり得る方の協議会を今つくっておりまして、その中で今後どういったサービスができるのかというところも含めて議論していただくということで、来年の4月から何をするというのは決まっていないんですけれども、今後、先は、そういったサービスも見込まれると思っております。 ◆時任隆一議員 専門職じゃなくて、そのような方でも門戸を開きますよという状況にはなりかねないのではないかなと思うんですけれども、そこら辺の介護の質を上げていくということに対して、市長、いかがですか。今の介護介護の状況等を踏まえて。介護職をやめたりする人も多いんですけれども。 ◎肥後正弘市長 いろんなケースがあると思います。NPOもそういうNPOで支援ということで入っている、介護報酬を本当に当てにするんじゃなくて、支援で入っている部分というのはボランティア的な要素もあると思っています。ですから、支援の仕方でいろいろ違ってくると思いますので、それが即、利用料に反映するとは限らないと思っています。だから、いろんな支援の仕方ということで、生きがい対策等は打っていかないと財政的にも非常に逼迫してまいりますので、そういうことも視野に入れて、今後、医療介護連携システムでしっかりと動かしていきたいなと思っております。 ◆時任隆一議員 厚生労働省は、25日、介護保険制度の見直しに向けた取りまとめ案を社会保障審議会介護保険部会に示しました。自己負担3割への引き上げなど負担増と給付削減を盛り込んでいます。車椅子や介護ベッドなど福祉用具の原則自己負担は、22万人を超える反対署名や地方議会の意見書を前に断念しました。要介護1、2の人に対する生活支援や通所介護を保険給付から外すことには、サービスが抑制され重度化すると批判が噴出し撤回、かわりに生活援助の介護報酬引き下げを提案しましたが、これも批判が相次ぎ、来年度の報酬改定に合わせて再検討するとしています。 これで、要支援、要介護1、2を外そうというのも行われたんですけれども、やはり今後、3割の所得、負担引き上げ、それから自己負担の上限の引き上げ、保険料引き上げによる総報酬の導入、生活援助の報酬引き下げ、これらが検討されるということが審議会で論議されています。負担増、給付減を行わないように市長も要望していただきたいと思います。 よろしくお願いを申し上げまして質問を終わります。 ○淵上貞継議長 以上で、時任隆一議員の一般質問は終わります。 お諮りします。 本日の会議はこれで延会したいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 異議なしと認めます。したがって、本日はこれで延会することに決しました。 本日はこれで延会します。                             午後3時50分 延会...